外務省ハレンチ物語/佐藤優

外務省ハレンチ物語 (徳間文庫)

佐藤 優/徳間書店



本書は2009年の3月に出版された著者初めての小説。

外務省と言えば「伏魔殿」。でも「伏魔殿」なんて入ったことないし、日頃の会話でも使わないし、あまりイメージが湧かなかったんですが、これを読むと、どんなところなのか、すごくよくわかるうえに、外務省のラスプーチンと言われた著者による「官能小説」で、そりゃあ、もうエロいのなんのって(笑)

しかも、連載されていたのは『アサヒ芸能』という、これまた、女子には近づくことも出来ないような「下品な雑誌」(見たことないので、あくまでイメージです)なので「エロい」だけじゃなくて「下品」なんですけど、でも、「外務省とはいかなる組織か?」ということも、日本のエスタブリッシュの「エッチ」への傾向と対策のためにも、色んな意味で、女子にとって必要な「教養」でしょ?(外交官の奥様同士のマナーの話もあり)

アマゾンレヴューでは、5つ星と1つ星という極端な感想が見受けられますが、1つ星の「大衆迎合した下品な暴露」という意見(←外務省関係者?)には、わたしは同意できませんね。

外務省だろうが、芸能人だろうが、下半身事情の暴露はくだらないと思いますし、不倫も、性的志向も、当事者同士の問題であって、「公人」としての評価に影響を与えることには反対なんですけど、

ここで暴露されているのは、彼らの、放埒な「下半身事情」を、これでもかってぐらい贅沢に演出しているのが、すべて「税金によるという告発」です。

佐藤氏には、自分を逮捕させた勢力に対しての「仕返し」感情があったり、また、彼個人の政治的評価によって、貶められている方々もいるのかもしれません。

でも、それならば、マスコミは、この情報が真実かどうか、徹底的に調べるべきなんじゃないでしょうか?

公務員が「公費」として使うお金は「政治と金」の問題じゃないんですか?

大臣が、愛人との旅行に新幹線を無料で使ったとか、議員宿舎の問題とかで辞任になったときも、マスコミは大問題にしたはずですが、

ここで、描かれている、外務省のお金の使いっぷりは、そんなレベルを遥かに越えているわけですから、それこそ、マスコミの方々には綿密に取材して頂いて、国会招致、喚問のうえ、真実ならば、懲戒免職だけでなく、税金横領の罪で、何年も服役して頂きたいんですけど、

512日間も拘留されたうえに、有罪判決を受けたのは、著者の方だったり、、、外務省職員がやっていることを暴露する方が「下品」だと批判する人がいたり、、まったく不思議な世の中です。。

[目 次]
金田金造先生の夜のモスクワ大冒険
首席事務官はヘンタイです
家事補助員は見た
あとがき

[内容紹介]国益より己の欲望を優先。外務官僚および代議士が赴任先の国でしでかした下劣極まる下半身醜聞の数々を、実話に即して物語化。ハニートラップどころかロシア娼婦とのトラブルで現地マフィアと一触即発の事態を引き起こした代議士、上級職をかさに新人研修生への悪質セクハラを繰り返す首席事務官、在外公館で繰り広げられる破格の蓄財と性の宴――外交の最前線で起きている驚愕かつ下劣な実態を描く。最強外交官、初の小説!

[BOOKデータベース]ロシアマフィアを怒らせた代議士Kのド助平「海外政経事情調査」、「金髪ポルノビデオ」で美人研修生に英語講習する首席事務官M、在外公館・女性家事補助員が見た「公使Aの裏金とSEXの罠」、すべて揉み消された。個人名除いてほぼ実話!最強外交官、初の小説。

単行本/徳間書店 (2009/3/27) 
文庫版/徳間書店 (2011/3/4)


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by yomodalite | 2011-03-08 12:19 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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