バナナの皮で、世界は滅亡するのか?

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昨日書いた『桜庭一樹読書日記 ー 少年になり、本を買うのだ』の章タイトルの中で、

バナナの皮で、世界が滅亡する。

これ、すごく気になっている人がいるんじゃないかと。。。
ふだん、何気に捨てている、あの皮で、凄惨なことが起こるなんて、、とか、

もしかしたら、何人かの人を不安にしてしまったんじゃないかと心配なので、

少し補足しておきたいと思う。

あの本の、バナナの皮で、世界が滅亡する。はどこから来ているかというと、

...ところがメールには続きがあった。「M澤君によると、この作品で失笑を買ったカーは、なにくそと十数年後に同じ趣向で新作を書きまして。これはアンフェアでなくミステリとしてそれにりによくできております.....」ふむふむ。「で、この話題の後、なぜかバナナの皮のことで盛上がりまして.....」おぉ。さすがカー。愛されている。「すると、翻訳ミステリ班のM原さんが(チャーリーという蛙を買っています)がすごいことを思い出しました。『バナナの皮がきっかけで地球が滅ぶ作品があった』というのです。

それは『地底のエリート』(K・H・シェール、松沢健二訳)という本で、『床に捨てられたバナナの皮に始まる悲喜劇的な偶然の連続が、人知の限りをつくした厳重な安全弁を次から次へと詰まらせ、東西両陣営間に飛びかう核ミサイルの大群のため、全世界は数時間のうちに凄惨な地獄と化した』というストーリーであります」(引用終了)


という「小説の話」だったんです。

昨日の読書メモに、この本を加えようかどうか迷ったのだけど、少し不安だったのだ。

格ミサイルの大群により全世界滅亡。そして“地底のエリート”とは果たして何なのか?未読なので、わたしにはまったくわからないし、科学的なことは弱いので、バナナの皮が核ミサイルに及ぼす可能性もよくわからない。

また、弱いのは科学だけじゃなくて、ここでも書いたけど、わたしは大好きな「お笑い」の世界に「恐怖」が忍び寄るみたいなのも、すっごく苦手なのだ。

でも、この小説は「バナナの皮ですべる」というおかしさと「滅亡」という対比により、面白さを生んでいるのかもしれないけど、

そもそも、そのギャグは何で有名なんだろう。

チャップリン? 

たしかに、彼なら「バナナの皮ですべる」ことに、緻密なシチュエーションを設定し、尚かつ、実際に「すべる」までに、幾通りもの柔軟な体の動きと、絶妙な表情で、笑いを誘ったうえに「涙」まで演出するかもしれない。

スリー・ストゥージズ?

カーリーなら、バナナですべる前に、何度かモーにボコられたうえに、落下したバケツを頭から被って、数回のターンをキメたうえに、階段からも落ちてるかもしれない。

マズい!!!!

うっかり、チャップリンとスリー・ストゥージズのことを考えてしまった!!!

バナナの皮ですべるギャグが、チャップリンやカーリーに関係があるなら「バナナの皮で、世界が滅亡する。」ことは、MJにも関係があるかもしれない(呆)

バナナのギャグの元祖を知っているひとがいたら、ぜひ、わたしのMJ研究のために教えてくださいませ(真剣)

MJのバナナギャグと言えば...(4:55〜)
倒れたMJの肩に注目。バナナにさらにもう一品というところがKING流!



そんなに自信をもって言えないけど、わたしと同年代から下の世代で、「バナナの皮ですべるというギャグ」を見たことのある人は少ないんじゃないかな。

わたしも見たことないし、、、

でも、実は、わたしは「バナナの皮ですべった人」は見たことがあるのだ。

それを見たことがある人も、きっと少ないと思うので、貴重な体験を、ここに書いておきたいと思う。

そして、不幸なことが起きる前に、よく考えてみてほしい。

⭐️ ⭐️ ⭐️

わたしは、電車の中で熱心に本を読んでいたので、その人がいつ隣に座ったのかは覚えていない。だから、それは、山手線の沿線だったとしか覚えていないのだけど、、、

そのひとは、30代になったばかりの私が「おばさん」と躊躇なく言いたくなるような年代だったと思う。

向かい側ではなく、隣席だったので、はっきり見たとは言えないのだけど、

そのおばさんは膝にのせた白いレジ袋から、ものスゴい勢いで「バナナを食べていた」

本に夢中になっていた私は、それを「殺気」とも言える雰囲気で感じたのだ。

バナナは、都会のスーパーやコンビニで売っているような量ではなくて、

大きなグローブ以上の、10本以上軽くありそうな立派な房状で、その袋に入っていたと思う。とにかく、彼女の膝いっぱいに「バナナ」はのっかっていたのだけど、


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わたしの隣に、彼女が座った瞬間から、そのバナナはあっという間に、グローブから、たくさんの皮に変化した。

本を読むために目線は真下だったにも関わらず、向かい側の客の表情まで感じられるぐらい、その「勢い」はスゴかったのだ。

わたしは、相当おもしろい小説を読んでいたのだけど、どうしても、おばさんのことが気になり出して、このまま隣に座っていて、だいじょうぶなのかなと心配になってきた頃、

彼女は、急に何かに気づいたようで、今までの「殺気」が、なにか別のものに変化した。

停車しているプラットホームに「新橋」という文字を発見したからだと思う。

彼女はものすごい勢いで立ち上がり、ホームに一直線に向かおうとしたんだと思う。

通勤時間帯ではなかったので、ドアまでは、スムーズに道が開いていた。

でも、その袋に詰まっているバナナの皮の量がハンパなかったのだ。

膝からすべり落ちた袋から、大量のバナナの皮が落ち、彼女は、勢いよくすべった!!!!

それは「凄惨」な光景だった。

ゴミと化した大量のバナナの皮で、体が真横になるぐらい、すべった熟年女性。。。

わたしは、息をのむという表現がぴったりな心境だったし、乗客のほとんどが、ちょうど座れるぐらいの車内では、そこにいた乗客すべてが、そんな心境だったと思う。

でも、勢いよく「すべった」おばさんは、そんなことには、まったくめげずに、びっくりするぐらいのスピードで、その大量のゴミと化したバナナの皮を、袋に詰め込み、驚くべきことに、降車に成功したのだ。

でも、プシューというような音でドアが閉まって、車内におばさんが居なくなった後も、
そこに「笑い」は起きなかった。

おばさんが、バナナを食べていたときには感じた「ざわめき」も消え、車内は「静か」になった。

わたしは、そこにいたから、よくわかる。

ひとは「バナナの皮ですべる」という現実では笑えない。

何年も経ってから、思い出しても、さっぱり「笑えない」

バナナの皮は、やっぱり、人を不安にさせるのかもしれない。

『床に捨てられたバナナの皮に始まり....全世界は数時間のうちに凄惨な地獄と化した』

悲惨な体験を語ることが「平和」に繋がるかもしれない。

そんな気持ちで、わたしの体験を語ってみました。(おしまい)

(写真は、こちらと、こちらからお借りしました)

☆関連記事『バナナの皮はなぜすべるのか?』
☆マイケルとバナナと言えば….


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Commented by pyt at 2011-02-22 22:40 x
バナナの皮ネタは、ドリフ系で見たような気もするけど、定かではありせん。ただ、バナナといえば、昔の日本人にとっては高級品だったので、それをギャグにするというのは、日本人の発想ではないカモ。

発祥は、アメリカサイレント映画時代のヨカン。チャップリンのギャグに絶対ありそう、MJなら大笑いしたハズ!

>バナナの皮は、やっぱり、人を不安にさせるのだと思う。

えっ?ゴメン、、わたし読み終わった瞬間爆笑しちゃったんだけど?(ダメ?)
Commented by yomodalite at 2011-02-22 23:08
>読み終わった瞬間爆笑しちゃったんだけど?(ダメ?)

わたしが知る凄惨な体験が「平和」のために少しでも役に立ったなら、嬉しい。

「爆笑」は大げさだと思うけど。。。目標にはします。
Commented by 初めまして at 2011-03-08 14:02 x
こんにちは、黒木と申します。
「バナナのギャグの元祖を知っているひとがいたら……」とのこと、メッセージの送り方が分かりませんでしたのでコメント欄から失礼します。
去年、その名も『バナナの皮はなぜすべるのか?』という本を出しました。もしかしたら多少お役に立てるかもしれません。機会がありましたらご笑覧いただければ幸甚に存じます。
バナナの写真、すごくステキですね!
Commented by yomodalite at 2011-03-08 15:09
黒木さま、素敵すぎる情報ありがとうございます♡♡♡

◎黒木さまの「素敵過ぎるブログ」
http://www.geocities.jp/bkbib/

◎黒木さまの素敵な本『バナナの皮はなぜすべるのか?』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4891767774?ie=UTF8&tag=honnonakanoki-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4891767774

ご紹介ありがとうございます!!!

ブログもこれからじっくり読ませていただきたいと思いますし、本も興味新々です。「水声社」も美術の本とか、映画の本とか、素敵な本しか出版しない、超素敵出版社ではないですか!

「バナナのギャグの元祖を知っているひとがいたら....」のメッセージ書いといて良かったぁ!!! バナナLOVE!
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by yomodalite | 2011-02-22 14:50 | 日常と写真 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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