マイケルとThree Stooges(2)

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マイケルとThree Stooges(1)のつづき

ファミリーが、全員ストゥージズのファンで、それがとても楽しい思い出だったことは、「メモリアル」での、マーロンの言葉や、あの「裁判」が終結した日のリビーのインタビュー、また、最近のラトーヤのツイートでも、何度も語られていますよね。

◎「追悼式でのマーロンのスピーチ」ノーナ・リーブス:西寺郷太さんのブログ  

わたしは、いつも、MJだけでなく、ファミリー全員が、ストゥージズのことを語るとき、彼らのこれまでの深い苦しみと、また彼らが、現在の米国に言いたいメッセージも感じてしまいます。

日本でも放送されていた「三バカ大将」については、こちらの「とても素敵なサイト」に記事があります。


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スリー・ストゥージズ(三バカ大将)は、1963年から日本でも放送されていて、日本の伝説的なコメディアンにも、大きな影響を与えているグループだと思うんですが、わたしは年代的に見ておらず、近年、米国で発売されているDVDも、一応買ってみましたが、残念ながら、わたしには、彼らの「笑い」が、よくわかったとはいえません。

でも、カーリーの魅力については、少しわかりました。
カーリーは、他の2人より高い声で子供っぽいだけでなく「音」の使い手でもあるんです。



本の表紙にある「nyuk nyuk...」
MJがカーリーの変な音って言ってる代表例




また、スリー・ストゥージズというぐらいですから、3人は全員「バカ役」なんですが、一応「ツッコミ」は、上の写真の左側の“ホトちゃんヘア”のモーで、真ん中のカーリーと、右側のラリーが「ボケ」という、ネプチューン・スタイルなんですが「ツッコミ」のモーは、名倉よりも、遥かによく「叩きます」。 

それは、浜ちゃんの「ツッコミ」が大好きなわたしから見ても、ちょっと可哀想になるぐらいで、MJが著者のジョーンに答えているように、カーリーの“shave off”した髪型も、ラリーの真ん中だけ“ハゲ”なスタイルも、この「ツッコミ」を効果的にするためであることは間違いないですよね。


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1960年代にTV放送され、日本でもこどもたちにも大人気だった「三ばか大将」ですが、実はこの頃、すでに、カーリーは亡くなっていました。(Curly Howard 1903 - 1952)

だから、1958年生まれのMJがTVで観ていた頃も、彼はすでに亡くなった後なんですが、スリー・ストゥージズは、今でも、アメリカで絶大な人気があるようで、わたしが購入した、このDVDも、2007年発売で145レヴューって?!... ちょっと人気あり過ぎですよね。

現在の米国アマゾンのDVD市場で見る限り、チャップリンよりも一般的人気があるように見えます。それも、最近リバイヴァルしたというわけでもなく、ずっと高い人気を保持してきているようなんですね。

その理由は、もちろん、彼らが素晴らしい天才であるからなんですが、もうひとつは、彼らのような笑いが、現在のアメリカには全くないからだからだと思います。


「三ばか大将」ウィキペディアより
カーリーはそれまでの古いコメディアンの枠にとらわれず、独特の笑い"N'yuk, n'yuk, n'yuk" 、興奮すると発する奇声"Woo, woo, woo" 驚いた時の大袈裟なリアクション"N'gyahh-ahhh-ahhh!" 、その他にも裏声でのしゃべり、連発する駄洒落、犬の鳴きまね、不可思議なアクション等で一躍トップスターに躍り出る。ラリーが弾くバイオリンの曲"Pop Goes the Weasel"を聞くと俄然強くなるボクサー(Punch Drunks )、シチューの中の牡蠣と格闘する男(Dutiful but Dumb )、氷を相手にひげ剃りを試みるコック(An Ache in Every Stake )はカーリーの非凡さを伺わせる名作である。 脚に障害がありそれをカバーする為に編み出したカーリーの動きは、彼自身台詞覚えが悪くとっさにアドリブで繰り出していた状況のおかしさと相まって大いに受けたのである。(引用終了)



☆冒頭からすぐにカーリー登場。“氷を相手にひげ剃りを試みるコック”
◎The Three Stooges - An Ache in Every Stake (Part.1)

☆2:35〜“ラリーのバイオリンで強くなるカーリー”
◎The Three Stooges - In Punch Drunks (Part.1)  

☆2:10〜カーリー登場。“シチューの中の牡蠣と格闘する男”
◎The Three Stooges - In Dutiful But Dumb (Part.1)


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MJが好きなチャップリンとカーリーは、ふたりとも「しゃべり」で笑わせるタイプじゃなくて、チャップリンは「面白さの後に、心地よい涙で締めくくられる」ことが多かったですが、カーリーは、本当に、涙は見せずに、ひたすら、みんなを楽しませるために「体を張ってきた」ように見えます。

カーリーは大勢の人を楽しませるために、自らを「犠牲」にしていますけど、現在では、子供っぽくて、クレイジーな魅力のキャラクターは、メディアの「生贄」になってしまうようです。

彼は、TVメディアの黎明期にすでに亡くなっていますが、チャップリンも、MJも、平和と子供の素晴らしさを表現して「幼児性愛者」のレッテルを貼られました。

◎ピーウィー・ハーマン(ポール・ルーベンス)彼もこどもを傷つけてはいない。。 


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笑いの世界は「ボケ」が「華」ですから、ストゥージズの中でも一番人気だったのは、やっぱり「大ボケ」のカーリーだったでしょう。

でも「お笑い」の仕事を、まだあまり理解できない子供や、本当に「バカ」な大人も大勢いますから、彼らの子供たちは幼い頃、きっと虐められた経験があるんだと思うんです。

マイケルとThree Stooges(3)につづく




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by yomodalite | 2011-02-13 10:59 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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