語る/小沢一郎、小林泰一郎(構成)

この本はチェックしていたある方のTwitterのRTで、宮崎県の参議院議員外山イツキ氏が、

izki_toyama 「政治家・小沢一郎」を肯定・否定を含めて論じる全ての人に、私は平成8年に出版された「語る」(小沢一郎・構成 小林泰一郎)を読んでいただきたいと思います。特にマスコミの方には、読んでから全てを論じていただきたいと思います。

と発言されていたので、素直に読んでみました。他の外山イツキ氏のTwitterは読んでいませんし、まったく存じない方なんですが、実際に小沢氏と行動を共にされている“小沢チルドレン”と思われる方が小沢氏にどんな魅力を感じているのかいう興味と、

平成8年という古い出版で、ネット上にも情報がなかったので「使命感」(笑)を感じて即買しちゃいました。(--;)ゞポリポリ で、パラパラっと速読してすぐに、これは「良書」だと思いました。小沢本は、近年特に多く出版されていますし、ネットでも多くの支持者が熱く語っておられますが、本書はインタビュー内容が基本的で、インタビュアーがまったく目立つことなく、小沢氏に語らせていて、時を経ていても、小沢一郎というひとを理解するのに「ちょうどいい」感じは、目次からも、すごく伝わると思います。

[目次]
1. 危機の日本
・阪神大震災の教訓
・何が金融不安を招いたかリーダーシップ不在の国
・橋本政権の欺瞞
・青島・ノック現象の意味
・小選挙区政見見直し論を糾す
・都市型政党と農村型政党

2. 脱「無責任大国」
・どこが「国家主義」なのか
・選択肢のない「親米」
・責任型政治と迎合型政治

3. 政界再編秘話
・経世会分裂の真相
・後藤田元副総理擁立劇
・細川政権成立
・武村官房長官との確執
・渡辺元副総理の逡巡
・瓦解ー海部元首相擁立劇

4. 中傷も度を過ぎると
・金権政治批判
・創価学会・公明たたき
・マスコミは最大の守旧派

5. 政治への志
・生い立ちを語る
・母のこと
・なぜ『浮世雲』が好きか
・心臓病と人生観
・ゴルフ・旅・小鳥

6. 歴史に学ぶ
・破壊者か建設者か
・昭和の過ち
・維新の政治家を語る
・政治家・田中角栄、金丸信
・世襲議員はなぜ生まれるか

7. 政治の責任ということ
・「お上」と官僚
・日本人の幸福論

8. 今こそ改革を
・経済・社会の建て直し
・なぜ党首になったのか

おわりに
付録:新進党党首選挙にあたっての政策提言

「はじめに」から、ほんのちょっぴりだけ、小沢氏の言葉を。

私はいま次の言葉を思い出す。青年時代に見た映画『山猫』のクライマックスの台詞である。イタリア統一革命に身を投じた青年が、自分たちを支援してくれている叔父でもある名門の公爵に「あなたのような方がなぜ革命軍を支援するのか」とたずねた。バート・ランカスター扮する老貴族は静かに答えた。

「変わらずに生き残るためには、自ら変わらなければならない
(We must change to remain the same.)」

実に逆説的な真理である。人類の歴史上、長期にわたって繁栄を維持した国は、例外なく自己改革の努力を怠らなかった。そのことを肝に銘じて、うまずたゆまず「改革」に取組んでいきたい。

この本が国民の皆さんのご理解を得る一助となり、改革の実現に向けて前進するきっかけとなれば、この上もない喜びである。

1996年2月 小沢一郎 


◎『語る』/小沢一郎、小林泰一郎(インタヴュアー)

☆小沢一朗関連本

◎小沢革命政権で日本を救え
◎田中角栄の遺言-官僚栄えて国滅ぶ-小室直樹

☆『田中角栄の遺言』は、今年復刊されました!
◎日本いまだ近代国家に非ずー国民のための法と政治と民主主義/小室直樹
 

________________

[出版社/著者からの内容紹介]日本はいつからこんな無責任大国になったのか?改革の旗手が初めて語る私生活、政界再編秘話、歴史観、いわれなき中傷への反論.... 文藝春秋 (1996/04)

[BOOKデータベース]政界のキーマン、初の独占インタビュー。日本再生の旗手が初めて語った、政治と政治家の責任、政界再編秘話、金権批判について、創価学会・公明について、政治手法について、歴史観、人生観、生い立ちについて、健康について等々々。





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Commented by 着物たはら at 2011-02-10 15:20 x
はじめまして。
小沢一郎氏については友人がかなりマスコミの
知って知らずかの不勉強によって悪者にされていると
聞きました。興味をもってみてみたい人です。
Commented by yomodalite at 2011-02-11 11:06
着物たはら様、コメントありがとうございます!
お返事おそくなりました。
でも「はじめまして」じゃなくて(^^*ゞ 「おかえり〜」ですよ
(メイド喫茶か...*^^* )

以前もマイケルに関してコメント頂いてます。
あのときは「失礼」しちゃったな〜って思っていたんですが、
さては、お返事読んでくれてませんね?
http://nikkidoku.exblog.jp/14852076
これに懲りずに、またお越しくださいませ (。・ω・)ノ゙
Commented by 着物たはら at 2011-02-14 14:24 x
うわぁ・・・。
大変失礼いたしましたm(_ _)m
あの時は元々美形でしかも味があったのに、
その味が無くなってしまって不自然になってしまったことです。

人の持つ元々の顔の味が大事で、それを生き方で
もっと輝くと思うので・・・。
Commented by yomodalite at 2011-02-14 15:36
たはら様がおっしゃることは「一般的」な意見でごもっともだと思います。
元々の顔を、生き方で輝かせている人は大勢いますし、それが否定される理由はありません。また、私たちのような凡人には、それがふさわしい考え方でしょう。

でも、アーティストとして「自分の顔」を想像する可能性を、否定される理由もないと思うんです。マイケルはすでに青年期に「元々の顔」で、もうこれ以上はないほどの成功を納めました。それでも、まだ、彼には有り余るほどの「可能性」があったのだから「新たな顔」を求めることは、彼には「自然」なことだったのでは?

わたしには、多額の費用をかけて、呼吸すら出来ない「高い山」を目指そうとするアルピニストの気持ちがわかりませんが「頂上」を目指そうとする人を、同じ目線で考えることはできません。マイケルはまさしく、そういう人です。

彼の顔が「不自然」に見えたことは、否定できませんが、わたしは「どうして、そうなったのか」という点を、彼の軌跡から懸命に考えていて、それは、わたしにとって、とても魅惑的な「謎」です。「アート」に興味がない方には、わからないかもしれませんが。。。
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by yomodalite | 2011-01-28 11:50 | 政治・外交 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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