『ミケルアンヂェロ』ほか・・・

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去年末から、勝新太郎や根本敬など、これまで今ひとつわからなかった方々と濃密に出会えたことからすっかり調子づいて、もしかしたら、この勢いで、ミケランジェロも“来る”んじゃないかって気がして、こちらの本でお薦めされた『ミケルアンヂェロ』を読み始めたんですが、

しばらく読んでから思い出しました。この本は、もうずっ〜と昔、本代を親に請求出来た時代にも出会ってました。でも、そのときは、本当に書いてあることが、さっぱりわからなかったんですけど、今回読み直してみたら、

やっぱり、全然わかんないんですよ(笑)



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しかも、この難しさは、簡単なことをなるべく難しく書くのがカッコいいって思ってるような、よくある面倒くさい文章だからじゃなくて、これを読むために必要な「知識」が完全に不足しているという「残念」な理由なので(泣)、これ1冊読むのに、参考書がたくさん必要で、他の読書がぜんぜんできないの。

この時代の文化人の「教養」に、ついて行くのってマジ大変だわ。

(最近ようやく、ミケランジェロの怒りが少しわかってきたので、写真入れ替えてみた。2012.10月追記)



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ちっともページが進まないことにイライラしている私に、ダーリンがしつこく、太田光の『マボロシの鳥』『M−1戦国史』を勧めてきたので、ちょっぴり読んでみたんだけど、『マボロシ...』は2編のみ、『M−1戦国史』も、ポイズン・ガール・バンド(大好き)のことが良く描かれていたことを軽く確認した以上は読めなかったし、

『アナーキー・イン・ザ・JP』は1ページ目を開いただけで無理だなって思っちゃうし、笑える本を期待してたんだけど、『考えない人』も入り込めなかった。

『邪悪なものの鎮め方』は、いつもどおりためになって、『ゴーマニズム宣言SPECIAL 昭和天皇論』に、感想書こうとしたら「よしりんは、MJに似てる...」なんてことになりそうなので書かないことにします。

どんなに面倒くさくても、“ミケランジェロ”の方が気になっちゃうんだなぁ。(ミケランジェロへの興味というよりはMJ愛として♡)

わたしって、やっぱり同時に2人の男は無理なタイプなんだと思う(残念)

そういえば、作家の桜庭一樹氏が、NHK-BS「週刊ブックレヴュー」で、秋頃出版予定の本として、

「もし日本にマイケル・ジャクソンがいたら....て思いついたんですけど....銀座の廃校になった小学校を、和製MJが買い取って、ネヴァーランドを創るって話で....そこでどうやって生まれたかわからない娘と2人で暮らしているのだが....ある日事件が...っていうものを書いてまして。。」(あとに『傷跡』として出版された)

て語っていてびっくり!それで今マイケル資料漬けになってるそうです。

◎桜庭一樹オフィシャルサイト
◎番組で紹介された話題の新刊『伏(ふせ)贋作・里美八犬伝』

江戸を舞台にした小説のあと、今度は銀座でMJって、、桜庭氏ってわたしと「電波」で繋がってるひと?(笑)清涼院流水氏の小説は未読ですけど、桜庭氏の方がよりファンタジックな内容ぽいので、こちらは読んでみようかな。。。

また、この間に観た映画(TV)では、『板尾創路の脱獄王』『空気人形』がラブリーで、『マン・オン・ワイヤー』は生涯忘れたくない作品でした。


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Commented by jean moulin at 2012-10-26 18:08 x
Yomodariteさん、こんにちは
なんか、古い記事にコメントしてしまってごめんなさい。

ここでご紹介されてる「ミケルアンヂェロ」なんだけど、1930年代に書かれた本だし、著者の羽仁五郎って、マルクス主義の歴史学者さんだよね。
その著者が、軍事政権下の日本で、ルネッサンスの芸術家をどのように語ったのか、興味が出てきて、どんなに難解な本なのかという事も書いていただいているのに、無謀にも読んでみたくなりました。

「西洋文化(美術)は、歴史と政治と宗教を一体として考えないといけない」って、yomodariteさんどこかで、言ってらした気がするんだけど、日本においては、あきらかに、美術や、宗教は異質なもので、政治だけが、リアルに生活に結びついていると思われているように感じるんだけど、その事が余計に政治を不可解なものにしてるような気がします。
Commented by jean moulin at 2012-10-26 18:20 x
と、政治の話しは置いといて、美術についても、長い「印象派ブーム」が終わったら、今度は、「フェルメール」とか「リヒテンシュタイン」でしょ。
あきらかに、美術的意味と博物的価値が混同されているような気がして・・。
多分、「モナリザ」を見るのと、「月の石」(古いかな)を見るのは、同じ原動力だよね。

そんな事を思って、この本を読んでみたくなったのだけど、古書でしか手に入らないみたいで、「ミケランジェロ」は、日本でも指折りの著名な芸術家だと思うし、この本は「名著」と言われているのにどういう事?と思いつつ、古書を注文。

無事、読了したら、またコメントさせていただくね。
Commented by yomodalite at 2012-10-26 23:58
>どんなに難解な本なのか

難解ってわけじゃなくて、フィレンツェの歴史とか、市民革命になかなかピンとこないだけで、読みにくくないし、内容に対しては親切に書かれているんだけど、私に知識がないから難しかったの。

>1930年代に書かれた本だし、著者の羽仁五郎って、マルクス主義の歴史学者さんだよね。

この本で初めて羽仁氏の本を読んだので、ほとんど知らないんだけど、ジョンのPart 4(http://nikkidoku.exblog.jp/18101346/)の1970年当時でも、共産主義に若者が惹き付けられていたわけだし、マルクス主義の影響が大きかった時代は長くて、大勢学者もいたはずなんだけど、日本は中国、ロシア、北朝鮮と、韓国をのぞく隣国が社会主義国家になってることもあって、敗戦後、日本の「反共」洗脳は、徐々に激しくなって、

それで、Amazonレヴューにある「本書をけなすことが学者のステータス」ということになったり「時代の書としての歴史的使命は終った」みたいなことに「一旦」はなったけど、その後また再評価されたんじゃないかな(つづく)
Commented by yomodalite at 2012-10-26 23:58
羽仁氏の本は、フィレンツェという都市に「市民革命」の理想を見出しているところが、左派思想とか、さっぱり知らない世代の私たちとしては、とっつき難いし、ミケランジェロと革命が結びつかなくて、なかなかしっくり来ないんだけど、、でも、Amazonの素敵なレヴューにもあるように、電動工具がない時代に、あの驚異的な彫刻作品を生み出すことも、教会の天井に壁画を描くことも、個人的な芸術への思い程度では、絶対に無理だよね。

MJは、ミケランジェロというよりは、彼の雰囲気からも、ラファエロの方を思い出すし、ラファエロがミケランジェロを尊敬してたように、ミケランジェロが好きだったのかなぁとか思うぐらいで、ずっとわかんなかったんだけど、、

ミケランジェロは 「10世紀あとになって見よ!」って言ったんだって。

10世紀って、、スゴ過ぎる!でも、彼の作品は実際そうなるし、、

MJも、つまんない批評とか、根拠のない中傷にあっているとき、心の中で思ってたんじゃないかな。。

今から10世紀後なんて、私にはさっぱりわかんないけど、でも、1世紀後だったら、MJを批判した人なんて、誰1人記憶されてないけど、彼だけは「勝利」しているでしょう。
Commented by jean moulin at 2012-10-30 18:30 x
ここの写真、替わったんだね。
ダビデ、むちゃくちゃ怒ってるね。

>個人的な芸術への思い程度では、
前もどこかで書いたかもしれないけど、「自分のためだけに生きて、自分のためだけに死ぬ、というほど人間は強くない」って三島も言ってるしね。
http://www.youtube.com/watch?v=tzz1-ppIjOg

先日ね、石を彫ってる友人の彫刻家の展覧会に行ってきたんだけど、まだ、50歳くらいなのに、腰が悪くて、杖がないと歩けないの。
手が動かなくなるっていうのも、しょっちゅうだし。
でも、まだ造りたいものがあるから、手術を決意したそうなんだけどね。
本当に身体を削って制作してると思う。

だから、ミケランジェロのあの作品群を見ると、そこに費やされたエネルギーだけでも、既に奇跡的な気がする。
Commented by jean moulin at 2012-10-30 18:36 x
私はオノ・ヨーコさんのように、人は必ず進化するとはなかなか信じられないんだけど、
芸術は確かに時間によって浄化されると思う。
意外と、人そのものや、状況や、情報は、芸術にとって邪魔な要素だったりすることがあるからね。
そういう事を、ミケランジェロやMJは良く理解していたんじゃないかな。
Commented by yomodalite at 2012-10-30 19:54
ミケランジェロを考えるのは、日本人が「God」を考えるための、いい教材だと思うのね。

芸術でなくても、人は身を削って生きているし、人間が創造することに、優劣をつけられるかとは思うんだけど、、、ただ、ミケランジェロって、日本人に理解されにく芸術だと思うのね。スゴい彫刻だなぁと思っても、そんなに筋肉とか、正確に表現したり、石で人間を創るっていうことが、あんまりピンと来ないし、

大体、日本人は「人間」を立体化しようと思わないし、今のアニメに至るまで、ずっと二次元好きでしょう。日本人は、神を創造者だとは意識してないんだよね。それは日本の芸術家にも言えることだけど。。(つづく)
Commented by yomodalite at 2012-10-30 19:57
でも「God」は、神と違って「創造者」で、

人間が絶対に超えられない偉大な創造者が「God」で、ミケランジェロが史上最高の芸術家と言われているのは、そこに最も近づいたという意味で、

だから、ミケランジェロは、そのもてる力の全力で「God」とは全く別の思想で人々を縛ろうとしている教会に、人間としての激しい怒りをぶつけられたんだよね。

ロマン・ロランの『ミケランジェロの生涯』は、どちらかというと、神に近づこうとしたミケランジェロの芸術家としての傲慢が描かれてて、羽仁五郎氏の『ミケルアンヂェロ』は、人間として教会に戦いを挑んだ姿が描かれていると思いました。でも、ニーチェもそうだけど、傲慢とかニヒリズムとか、人間性がどうだとか、、あと日本でも「剛腕」とかさw、、

あの謙虚で優しいMJが、徹底的にミケランジェロを尊敬してたってことから、考え直さないとって思ってるの。。
Commented by jean moulin at 2013-02-06 17:43 x
今更だけど、この本の解りにくさって、羽仁五郎の「自由」や「民衆」に対する熱い思いが高まって、記述が重複する事もあるけど、タイトルに付け方に依るような気がするんだけど。
「ミケルアンヂェロ」じゃなくて、「フィレンツェ自由都市とミケルアンヂェロ」もしくは「フィレンツェ自由都市」だけでも良いような。
数えてないけど「ミケルアンヂェロ」の5倍くらい「フィレンツェ自由都市」が出てくるものね。
タイトルがそうなれば、この本の目指すところも明確になって、解りやすくなるかもね。
おもしろい本だった(本のあり方そのものが)けど、ミケランジェロの実像はあまり見えてこなかったかな。
Commented by yomodalite at 2013-02-09 23:19
遅レスでごめんね。

>「ミケルアンヂェロ」の5倍くらい「フィレンツェ自由都市」が出てくる…

ホントだよね。いつになったら、ミケランジェロ出て来んのかなって、思ってたら、結局、最後まであんまり出て来なくて、私も、最初は、なかなか入り込めなかった。でも、ルネサンスの芸術が豊潤で素晴らしいのは、その時代の政治家が素晴らしいから。と勘違いさせるような「ルネサンス本」が多過ぎたせいで、さっぱりわからなかった当時の人々の感情とか、

ミケランジェロ自身が、ここまで先頭にたって戦ったわけではないという批判があるみたいだけど、彼の作品に込められた激しさとか、怒りとか、「市民革命」というミケランジェロの時代背景について書かれている本として、やっぱりこの本は素晴らしいし、特に「ダヴィデ像」に関しては、この本を読むか読まないかで、見え方が変わったなぁ。
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by yomodalite | 2011-01-24 21:30 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(10)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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