救済ーマイケル・ジャクソン児童性的虐待疑惑(1993年)の真相/ジェラルディン・ヒューズ, 寺尾和子 (翻訳)

本書は、マイケル・ジャクソンに対しておこされた2度の児童性的疑惑の最初(1993年)の真相を探る本。

MJ側が高額な「和解金」を支払った理由について詳細な説明があり、また、この原告がお金目的であったことがはっきりとわかる「電話録音」が公開されているにも関わらず、

メディアがMJの性的疑惑に関しての過ちを認めないことへの苛立ち、このときの解決方法さえ間違わなければ2005年の「裁判」はなかったという悔しい思い....

著者の熱い想いに、本書の日本版の出版にも尽力された、翻訳者の丁寧な訳と注釈が加わり、本書は原書よりも更に素晴らしい資料になっているように思いました。


◎出版社のサイト(翻訳者の寺尾氏が代表)
http://www.med-perspectives.co.jp/michael_book.html

◎寺尾和子氏(翻訳者)のTwitter 
http://twitter.com/#!/medp_MJ

上記のツイッターに、『今でも米国では、マイケルをポジティブに描いている本は出版社が見つからない。信じられないでしょ?』とは、米国人友人の言葉。アフロダイテ・ジョーンズの『MJ裁判』も、弊社が現在制作中の『私たちの天使、MJ』の原著も自費出版です。『救済』の著者も出版社探しにメチャ苦労したようです。

という、ツイートがあったので、日本のアマゾンではなく、amazon.comを覗いてみました。それぞれ出版年も異なりますし、アマゾンのベストセラーランキングは目まぐるしく変わるので、とりあえずレヴュー数で上位を見てみると、

(写真や音楽データを主体としているものは省きました。邦訳本ありで邦題が書いてないのはお薦めではないため。ただし『The Magic, The Madness』は事実誤認はあるものの一流伝記作家によるMJ伝記本としてレベルの高い本です)

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本書に写真はありませんが、ネバーランドのMJの写真をアップします



1. The Michael Jackson Tapes by Shmuel Boteach
☆2つ (230 customer reviews)

2. Michael Jackson Conspiracy by Aphrodite Jones
☆5つ (210 customer reviews) 邦題『マイケル・ジャクソン裁判』

3. Unmasked: The Final Years of Michael Jackson by Ian Halperin
☆2つ (198 customer reviews)(邦訳本あり)

4. Michael Jackson: The Man behind the Mask by Bob Jones, Stacy Brown
☆3つ(191 customer reviews)(邦訳本あり)

5. Moonwalk by Michael Jackson
☆4つ半 (177 customer reviews) 邦題『ムーン・ウォーク』

6. Michael Jackson: The Magic, The Madness, The Whole Story, 1958-2009 by J. Randy Taraborrelli
☆4つ (158 customer reviews) 初版のみ邦訳本あり、現在絶版

7. Be Careful Who You Love by Diane Dimond
☆2つ (125 customer reviews)

8. Michael Jackson: A Visual Documentary by Adrian Grant
☆5つ(62 customer reviews) ここから写真を除外して単行本に編集し直したのが『マイケル・ジャクソン全記録』

9. Redemption: The Truth Behind the Michael Jackson Child Molestation Allegation by Geraldine Hughes
☆4つ (54 customer reviews)  邦題『救済』(本書)

10. Remember the Time: A True Intimate Look at Michael Jackson by Theresa J. Gonsalves
☆4つ半 (44 customer reviews) 邦題『テレサ・イン・ネバーランド』

11. An Angel Among Us: We called Him Michael Jackson... by Ms. Elizabeth Michelle Billeaudeaux & Mr. Henry Diltz
☆4つ半 (26 customer reviews)

12. Michael Jackson: The Book the Media Doesn't Want You To Read by Shawn Henning
☆3つ半 (21 customer reviews)

13. La Toya: Growing Up in the Jackson Family by LaToya Jackson他
☆4つ半 (19 customer reviews) 邦題『インサイド・ザ・ジャクソンファミリー』現在絶版。『ムーンウォーク』と同時期を姉の視点で描いた佳作本。

14. The Secret: The Story of Brilliant, Beautiful, Handicapped Michael Jackson by Patricia Eddington
☆4つ (14 customer reviews)

2位の『Michael Jackson Conspiracy』(邦題『マイケル・ジャクソン裁判』)の評価の高さとレヴュー数の多さは目立ちますね。これは著者のアフロダイテ・ジョーンズのこれまでの作品の中でも、レヴュー数がダントツに多いのですが、本の表紙写真もなく、翌年の著書の「著者紹介」にも、ドリュー・バリモア主演の映画の原作者で、他にもパトリシア・アークェット主演のTV映画の原作者として、ベストセラー作家である。と紹介されているだけで、この本にはまったく触れられていません(このページは今回初めて見たので、出版当時から表紙写真がなかったのかどうかはわかりません)

本書の『救済』は『マイケル・ジャクソン全記録』に次いで、レヴュー数が多く、評価も高いようです。また、11位の『An Angel Among Us』が、今度、寺尾氏の会社から出版予定の『私たちの天使、マイケル・ジャクソン』です。

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ポジティブに描いているか、いないかという区分けはあまり単純にすべきではありませんし、人には「光と影」があって当然なんですが、MJの場合「光」は一番売れたことと黒人として初めて記録ぐらいで「影」は整形と性的疑惑という、彼の凄さのほんのさわりだけを扱った「バカでも書けるMJ本」もしくは「ラクラク書けるMJ本」の書き方を踏襲した「パターン」が多いのもうんざりなんですよね。

わたしは英語が苦手なので、原書を読むのは相当苦痛なんですが、この中で、それでも読みたいと思ったのが、1位の『The Michael Jackson Tapes』と4位の『The Magic, The Madness』。でも『The Magic〜』の方は発注ミスにより、結局、最終版の『〜The Whole Story, 1958-2009』の内容は確認出来ていません。

『The Michael Jackson Tapes』は、MJが何年も一緒に行動していた、ラビ・シュムリーが公表したMJの音声テープから構成した本で、これは、なんとか読みました。230のレヴューで☆2つというのは、一見するとすごい悪本のようですが、実際はそんなに酷い本ではありません。

ただ低評価の理由は理解できます、、、なんていうか、確かにシュムリーのコメントはウザイところがあるし(笑)このテープを公開することの道義的な疑問も、MJとの会話からシュムリーが抜粋している不満もある。でも、こちらの上から6番目の写真にあるように、ユダヤ教のラビであるシュムリー、国際的に有名な超能力者でユダヤ教徒のユリ・ゲラーとMJは2001年にイスラエルの首相に会って会談をしてます。わたしは、長く友人関係であったこの2人のユダヤの友人とMJが会話していた内容に興味をもっていたので、プロの説教師であるシュムリーのMJへの“嫉妬”や“葛藤”を想像して興味深く読みました。

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翻訳本で読んだ、3位の『Unmasked』は、全体のかなりの割合を締める05年の裁判に関してはMJ擁護側ですが、興味を惹く“ネタ”のために、取材姿勢にバラツキが見られ、多くの怪しい記述あり。4位の『The Man behind the Mask』は完全なタブロイド本。

7位の『Be Careful Who You Love』は未読ですが、著者は美人TVレポーターとしてLarry King やGeraldo Riveraと仕事をしていますが、MJファンは絶対に許せないであろう「Hard Copy」の記者としての活躍が大きいようで、MJ裁判時もTVレポーターとして現場取材していることが低評価レヴューに繋がっているのだと思います。ただし同じ著者による他書(ある有名人夫婦の裏ネタ?)も50レヴューで☆1つ半ですね(笑)

12位の『The Book the Media Doesn't Want You To Read』既存メディアへの挑戦的なタイトル。MJの熱狂的なファンによる、彼のメッセージを伝えるために書かれた処女作のようです。

14位の『The Secret』の著者は、児童心理学や教育について学んだ後、22年間教師を務め退職後は教材販売の会社を経営。14レヴューの内訳は5つ星と「Interesting」という感想が目立つ一方、1つ星の酷評もあるという「読書好き」なら挑戦したくなる評価内容。たぶん著者の心理学研究からの視点が独自で興味深いけど、ファンの中には、自分の内なる“MJ”に対して違う見方を絶対に赦さないという姿勢の人も多いからでしょうか。

わたしは現在、心理学にあまり興味はありませんし、むしろ、その学問の様々な限界や弊害が気になる方ですが、読書は自分と違った意見を知ることが面白いので、これは読んでみたいですね。

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下記は、現在のランキングです。(ただし順位は常に変動しています。下記は2011年1月16日前後)

1. Never Can Say Goodbye by Katherine Jackson Story
(2010.6.1)

2. Moonwalk
(2009.10.13)

3. Michael Jackson: The Magic, The Madness, The Whole Story, 1958-2009
(2010.8.14) 

4. Michael Jackson: A Visual Documentary The Official Tribute Edition
(2009.8.1) 

5. The Making of "Thriller": 4 Days / 1983 by Douglas Kirkland
(2010.10.28)

6. Michael Jackson Conspiracy
(2010.11.11)  

7. The Michael Jackson Tapes...
(2009.9.25)

8. Michael Jackson: In Search Of Neverland by Gloria Rhoads Berlin
(2010.3.29)

9. An Angel Among Us: We called Him Michael Jackson...
(2010.3.9)

10. Unmasked: The Final Years of Michael Jackson
(2009.7.14)

11. Remember the Time: A True Intimate Look at Michael Jackson
(2009.10.19)

12. Thriller: The Musical Life of Michael Jackson
(2010.6.8)

13. The Secret: The Story of Brilliant, Beautiful, Handicapped Michael Jackson
(2010.1.29)

14. Be Careful Who You Love: Inside the Michael Jackson Case
(2009.7.28)

15. Michael Jackson: The Man behind the Mask
(2010.1.1)

16. Redemption: The Truth Behind the Michael Jackson ....
(2004 ☆1ST edition)

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1位のMJのママが出版した本は順位が大きく変動しやすいのですが、2位、3位、4位は定番ロングセラー、『Michael Jackson Conspiracy』(MJ裁判)は重版後の売行きも好調と言えそうですが『Redemption』(救済)は、2004年が初版で、MJ裁判本で満足してしまう読者も多いことから、現在の売行きは好調とは言えないかもしれません。

レヴュー数のベストになかった4位の『Michael Jackson: The Making of "Thriller": 4 Days / 1983』は、去年の11月頃に出版された新作と言える本。15レヴューで星4つ。写真がキレイという評価が多いものの、作家のコメントが今イチやアンチという意見も少数あり。読んでないのでわかりませんが、未だに「スリラー」という著者は、それしか書けないという大人の事情か、もしくは根本的にMJに興味がないように思えてなりません。

8位の『Michael Jackson: In Search Of Neverland』は、MJにネバーランドを売った不動産屋さんの女性が書き、16レヴューで星4つ。評価にバラツキのないポジティブな本のようです。12位の『Thriller: The Musical Life of Michael Jackson』は、邦題『スリラー マイケル・ジャクソンがポップ・ミュージックを変えた瞬間』で《1》〜《4》まで長々と感想を書きました。

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レヴュー数ベストと、現在ベスト、全18冊のうち、ポジティブ(アンチでない)なのは、
・Michael Jackson Conspiracy
・Moonwalk
・Michael Jackson: A Visual Documentary
・Redemption
・Remember the Time
・An Angel Among Us
・The Book the Media Doesn't Want You To Read
・The Secret
・Never Can Say Goodbye
・Michael Jackson: In Search Of Neverland

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オールポジティブとは言えないものの、光と影の「光」の部分が描かれているのは
・The Magic, The Madness, The Whole Story, 1958-2009
・The Michael Jackson Tapes

わたしが未読で判断できないものと、微妙なのは
・Michael Jackson: The Making of "Thriller": 4 Days / 1983
・Thriller: The Musical Life of Michael Jackson(個人的にはアンチ本だと思う)
・Unmasked: The Final Years of Michael Jackson by Ian Halperin

完全にポジティブでない、アンチ本なのは
・Michael Jackson: The Man behind the Mask
・Be Careful Who You Love

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こうして見ると「ポジティブ」に描いていない本が少ないとは言えず、むしろ「ポジティブ」本は増えているという印象もあります。

現在MJ出版の総合1位は『Michael Jackson 2011 Calendar (Jun 2010)』(601レヴューで星4つ半)で、全体の4,163位(Wall Calendars部門で過去最高3位)なんですが、上記を過去の部門別最高順位で見てみると

1.『Michael Jackson Conspiracy』現在29,273位(過去最高1位☆自費出版)

2.『Moon Walk』現在80,052位(過去最高3位←再販後)

3.『The Secret: The Story of Brilliant....』現在140,853位(過去最高5位!!!!!!近年の“Biographies & Memoirs”のMJ本で最高に売れてる?☆処女作)

4.『The Michael Jackson Tapes』現在139,144位(過去最高10位)

5.『The Magic, The Madness』現在287,705位(過去最高27位←再販後)

6.『The Man behind the Mask』現在299,283位(過去最高29位。著者というよりは多分「監修」を担当したStacy Brownは以前にスティービー・ワンダー関連の著作あり)

7.『The Making of "Thriller": 4 Days / 1983』現在55,231位(過去最高30位)

8.『Unmasked』現在303,041位(過去最高30位。著者はカート・コベインやジェームズ・テイラーを描いた本など著書多数。TV番組制作者としても活躍)

9.『An Angel Among Us』現在277,060位(過去最高43位)☆処女作、自費出版

10.『Remember the Time』現在452,860位(過去最高46位。著者はMJと同い年で少年時代からのガールフレンド。『Obsessions: The Shocking True Story of the Real Billie Jean in Michael Jackson's Life』というMJ本が処女作←29レヴューで星4つ、ランキング記録なし。金儲け!という定番1つ星批判はあるものの平均的に高評価。上記レヴュー記録で洩れてました)

11.『Thriller: The Musical Life of MJ』現在600,993位(過去最高57位)

12.『Redemption』現在689,094位(過去最高70位。『Be Careful〜』より過去も今も上位!!! ☆処女作、自費出版)

13.『The Book the Media Doesn't Want You To Read』現在699,634位(過去最高72位。『Be Careful〜』より過去も今も上位!!!☆処女作)

14.『Be Careful Who You Love』現在759,975位(過去最高77位)

15.『Never Can Say Goodbye』現在8,548位(過去最高90位)

16. 『In Search Of Neverland』現在187,559位(ランキング記録なし)☆処女作

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データから、自費出版かどうかわからないのですが、アマゾンに過去に出版記録のない人は、自費出版されているかもしれませんね。でも『MJ裁判』を筆頭に、同じく自費出版の『An Angel Among Us』が有名著者の『Unmasked』と遜色なく売れていたり、表紙にMJの写真も使われていないような地味な『The Secret...』が、それらを上回るほど好調だったり、MJの旅たちから2年を経て、ジェラルディン・ヒューズや、寺尾和子氏のような意志をもった方が増えていて、読者もそちらに移っているように思いました。

さて、近所の図書館の“バランス”は、どうなってたかなぁ.....





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Commented at 2011-01-27 02:19 x
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Commented by yomodalite at 2011-01-27 08:19
今回の著作、本当にありがとうございました!!!
出版不況の折、翻訳本の出版は、訳者の方にとっても厳しいものがあると思いますが、出版社は益々翻訳本に興味を持たないと思いますので、御社のようなビジネスが成功されることは、MJファンだけでなく、読書ファンにとっても、とても「素敵」なことなので、次回作も、次々回作にも期待しちゃってます♡

Twitterで紹介されているのを発見し赤面しておりました(#・・#)「スリラー」はあんなに長々と書いても書き足らなくて(笑)、「お金儲け」って言ってしまったことに後悔したり、あの後さらに1つ星が増えたのを見ると、やっぱり擁護したくなってみたり(笑)。。。そんなやつですが、また「感想」を頂けると励みになります。こちらこそよろしくお願いします。
Commented at 2011-02-07 18:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yomodalite at 2011-02-07 22:21
寺尾さま。励みになるお言葉、本当にありがとうございます!!!
今日は、どういうわけだか、MJについて書くことの「しんどさ」に襲われて、、、
寺尾さまのコメントに救われました♡

「I Love All」という姿勢を貫いた、彼のような人のことを「あれこれ」書くのは、私には緊張感があり過ぎて、何度もメゲそうになりつつも、やむにやまれぬ乙女心でここまで書いてきてしまいました。「顔について」は、もっと早く終われるかなぁと思っていたんですが、書き始めた頃に感じた「結論」を何度も自分で検証したりしているうちに、もっと時間をかけないといけないような気がしてきて、、慎重になってしまうのは、それが、あの「裁判」に対しての見解に繋がるからなんですね(悩)

>「スリラー」を擁護してみたくなったりなんて、とても優しいですよね!

いえいえ(笑)ていうか、やっぱ「お金儲け」って大人が言っちゃいけない台詞だよねって思ったり、一応あれでも、ネルソンは懺悔のきもちがあるようにも感じたり。それに「黒人」という部分は、ネルソンにとって、私たちとは比較にならないほど、大きな「問題」なので、どうしても、納得できないんだと思うんですよね。。。(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-02-07 22:21
>弊社も零細出版社なりに頑張れるだけ頑張りたいと思ってますので、よろしくお願いします!

『The Magic, The Madness』はすでに4/3?は翻訳があるんだから続き出せないのかなとか、MJテープとか、タチアナの本とか「賛」ばっかりじゃないような本でも、わたしは応援します!!! ネルソン本は翻訳者にも毒づいてしまったけど、原書じゃ読めないので、翻訳の方にはすごく感謝してます!(それと、このコメント「非公開」ですか?)
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-09 23:09 x
またまたお返事が遅くなってしまい、すみません!! 今日は「公開」コメントにしますね(*^-^) ! ところで、本来、「賛」ばっかりでない本も出版社のビジネスとしてはありとは思いますが、弊社ではマイケル関連の出版は完全に私個人の「思い入れ」プロジェクトであり、「ビジネス」からはある意味、離れていますので(ゼロという訳ではもちろんありませんが)、120%「賛」(!!)で、それに深い考察が伴って、説得力のあるものでなければ担当したくないのです。元々医薬系出版社が何故マイケルを?とのご質問のとおりなのです。ですから、「賛」ばっかりでない本は、他の出版社が担当してくだされば、と思います。たとえば、ごく最近、Frank Cascioの"My Friend Michael"を検討しましたが、これは私が担当する本ではないと判断しました(これは「賛」ばっかりかもしれませんが、私の願っているタイプのものではないと感じています)。他社が邦訳版を出版してくだされば、もちろん買って読みますので、大手が担当してくださればと願ってます(続く)。                        
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-09 23:10 x
さきほどは長く書き過ぎて送信できませんでしたので、ここからさきほどの続きです。現在、ある方(米国人)に本を書いてくださるようお願いしていますが、その方はマイケルを死ぬほど愛していて、その上、深い洞察力を持っておられるので、私としてはきちんとした書籍の形に残していただきたいと思っています。未だにマイケルを非難している人々に、「これでもか!」っていえるくらいの本を出したいのです! なんて大きなこと言って、非力な弊社に何ができるかわかりませんが。。。(こんな調子だからすぐ「非公開」にしたくなってしまうんですネ!)。話は少し逸れますが、私はダイアナ妃もすごく好きで尊敬していたのですが、マイケルとダイアナ妃はきっとスピリチュアルなものでつながっていたのではと思ってます。yomodaliteさんのほうで、もしお時間がありましたら、このような洞察をしていただけると嬉しいです!(全く関係のないお願いですみません! 無視していただいて結構ですよ!!)では、また、ときどきお話させてくださいね。
Commented by yomodalite at 2011-02-10 01:06
寺尾さま、読者として大変光栄です。色々とありがとうございます!!!

>またまたお返事が遅くなってしまい、すみません!!
そんなことないですぅ。お忙しい方に、最後に質問する形になってしまって、うっかりでした。

>120%「賛」(!!)で....なければ担当したくないのです。
了解です!! 感謝です!! すごく期待しちゃいます!!! ただ、タラボレッリの本も、タチアナも、シュムリーも、Cascioも、Dileoの本も、どこも出そうという気配が感じられなくて、つい、どうにかならないかなって思ってしまったんです。

それと「非公開」の件も申し訳ありません。実は「非公開」コメントに「非公開」で答えることが出来なくて(こちらも「非公開」にするとコメント者にいつも届かない)それで、こちらは「公開」になってしまうことが申し訳ないのと、今までにも、意志とは逆に「非公開」になってしまうという方も多かったので、失礼ながら確認してしまいました。

今後はご都合に合わせてくださいませ。とりあえず、わたしが返信するときに、寺尾さまとお呼びすることが、差し支えなければ良いのですが。。内容によってこちらも考えます(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-02-10 01:07
>未だにマイケルを非難している人々に、「これでもか!」っていえるくらいの本を出したいのです! 

感涙!!! これは寺尾さまのプロデュースなんですね。興奮して、どうしていいか、わからなくて、部屋中ぐるぐるしてしまいそうです(笑)でも、あまり無理をなさらないでくださいませ。その言葉だけで、すでに興奮MAXですし、僭越ですが、わたしも「野望」だけはスゴくて(笑)わたしの場合、まさに「野望」だけなんですが。。お気持ちは、なんかわかります。

>マイケルとダイアナ妃は.....yomodaliteさんのほうで....嬉しいです!
MJはダイアナ妃、大好きでしたよね。でも、私には無理かな。。yomodaliteと言えば、笑いとエロと変顔(笑)だったり、、男のことも、天才のことも、なかなか理解できないんですが、美女のことは、もっとわからないと思うんです。

>また、ときどきお話させてくださいね。
大歓迎です。また、著者の方のコメントは、訪問者の方も喜んでくださると思うので「公開」はとても嬉しいのですが「非公開」内容で、もっと長くなる場合は、exicite.co.jp の前にyomodalite(アットマーク)で、メールでも結構です。
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-11 00:27 x
いつも早々とお返事いただき、有難うございます!『タラボレッリの本も、シュムリーも、Cascioも、、、、どこも出そうという気配が感じられなくて・・・』 確かにそうかもしれませんね。 タラボレッリの原著はかなり参考にさせていただきましたし、シュムリーも参考にはなりましたが、、、、特にシュムリーなどは、何故マイケルが生きているうちに原稿を書いて、マイケルに見てもらって同意を得てから出版しなかったのか、マイケルだってそのつもりで彼を信じて心を打ち明けたのでしょうから、って思っちゃうのですが、私の誤解なのかもしれません。 Frank Cascioの本はおそらくどこかが邦訳版を出版するのではないかと思いますよ!米国の出版社も超大手で力のあるところだし。
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-11 00:51 x
今私のほうは、『救済―マイケル・ジャクソン』を、法学部の学生さん達に読んでいただけないものかと切望してます。これを「国際法」を学ぶきっかけにしていただければ、より広くの方に、マイケルにかけられた、そして彼の命までも奪ってしまうことにつながった(この疑惑が向けられなければ、彼の人生は確実に変わっていたはず)、このおぞましい訴訟事件と原告側の偽証について知って戴きたいのです。マイケルの音楽やダンス・パフォーマンスだけでなく、彼の素晴らしい人間性を、未来の世代がずっと語り継いで行ってほしい、と思ってます。

それと、yomodaliteさんの「野望」にも期待してます!! これからもyomodaliteさんの深い分析力・洞察力を楽しみに立ち寄らせていただきますので、よろしくお願いします! 非公開にしたいメッセージは、今後PCメールにお送りさせていただきますね!
Commented by yomodalite at 2011-02-11 10:24
>Cascioの本はおそらくどこかが邦訳版を出版するのではないかと思いますよ!

情報ありがとうございます!内容はどうであれ、CascioとDileoの本は読みたい!

>法学部の学生さん達に読んでいただけないものかと切望してます!

それは素晴らしいですよね。国際法もそうですが、法学部の優秀な人から検事になるというシステムの日本では、元々被告を弁護できる手段は限られていたうえに、裁判員制度が始まり、日本の裁判におけるメディアリテラシーの重要性は以前より増していますものね。裁判の公平性は、これから法を勉強される若い方に期待したいです。

>疑惑が向けられなければ、彼の人生は確実に変わっていたはず...

わたしは、MJの無実は10000......%だと思っていますが、あの裁判は、彼自身が命懸けで「仕掛け」たんじゃないかと思っています。あの裁判のときの彼の写真を何枚も見て、その後も、彼の精神が押しつぶされることがなかったことを、様々な場面で確認して、そう思わずにいられなくなりました。だって彼はイエスをお手本にし、マンデラを尊敬していた男ですから。(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-02-11 10:25
(つづき)そこから、すでに大分経ちますが、未だにその思いを覆すことができません。そういった主張は、まだ早過ぎるかもしれませんし、強く主張すべきことではないかもしれませんが、彼の終世一貫している「信念」を貫きとおそうとする姿勢を見て行くと....

「顔について」の“裏テーマ”は2つあって、1つはSF「You Rock〜」もうひとつは「60ミニッツ」のときの“顔”なんですが、この“妄想”は、裁判のときの彼の姿だけでなく「60ミニッツ」の顔の謎を考えているうちに徐々に思い始めたものです。でも、これは、急いで言いたい「結論」ではなく、これからも、ゆっくり考えていきたいと思っています。強く信頼するファンとして、今後も異論を含め大歓迎です。本当にありがとうございました!!!!
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-14 23:11 x
またまた、こんばんわ! 雪ですね、坂の上にある私のマンションは、雪になるととても不便で、今日は積もる前にあわてて自宅に戻ってきました!

私は彼の顔について深く研究したことがないため、時代的考察はYomodaliteさんにおかませしますが(笑!)、"Redemption"がなぜ米国で思うように売れなかったのかについては少しだけ考えてみたりします。

①何といっても、発売した時期が悪かったと思います。おそらく2003年秋頃に出版社に原稿が渡ったのではと思いますが、2003年11月に2度目の疑惑が持ち上がったため、著者は大至急で出すよう出版社に要求。そのため、出版社はろくに編集・校正する間もなく、あわてて出版せざるを得なかった。けれども、時すでに遅く、この頃は圧倒的多数から「有罪」と思われていたため、本書はほとんど見向きもされなかったのでは、と考えます。<続き>
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-14 23:34 x
<続き> 人々は、1度目の民事訴訟で、『何もなかったのなら、あんなにも多額の和解金を払うはずがない』と思っていたわけで、そんなときに2度目の疑惑が持ち上がったわけですから、『ホラ、やっぱり黒だったじゃない!』と思ったのだと思います。もしRedemptionが、もっとはるか前に出版されていて、その時点で多くの方が読んでいたなら、2度目の疑惑が浮上したとき、人々のリアクションはもしかしたら、全く違うものだったのでは、と思ったりします。<続き>


Commented by 寺尾和子 at 2011-02-16 20:26 x
すみません、続きがものすごく遅くなってしまいました!
和解契約書にはマイケルが無実であることがきちんと記載され、チャンドラー家もマイケルの"negligence"に対して和解金を受け取ることに同意してサインしたわけですから、マイケル自身は、『この訴訟はこれで解決した、神はすべてをご存知だし、
いつか世間もこのことをわかってくれる日が来るだろう』と思ったのではないでしょうか。

ところが、本社の発売前に2度目の疑惑浮上のため、人々のリアクションは最悪のものとなってしまったのではないかと推察しています。<続く>
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-16 20:37 x
②”Michael Jackson Conspiracy"の出版はタイムリーだった。
2度目の疑惑で、人々は『有罪になるだろう』とほぼ確信していただろうと思います。なのにトム・メゼロウ弁護士が無罪を勝ち取った。『何故彼が無罪なの?』と人々が大いに疑問に思っているところにアフロダイテ・ジョーンズ女史の著書が出版され(原著は2007年)、しかも詳細な裁判記録を知りたいため、この書は非常に注目されたのではないでしょうか。

③"Redemption"の出版社はプロモーションが出来なかったのでは? あくまでも推測の域を出ませんが、世間が『有罪』一色に染まっている2004年1月には、本書のプロモーションはほとんで出来なかったのではないかと考えます。

以上、邦訳版の出版がこれほどまでに遅れたくせに、私が言うのもなんですが、原著が2度目の疑惑が浮上する前に出版されていたら状況は違っていたかもしれないと考えるのは私だけでしょうか。(終わりです)
Commented by yomodalite at 2011-02-17 22:54
"Redemption"がなぜ米国で思うように売れなかったのかについての考察、ありがとうございます!

売れた方がいいのは当然ですけど、“Conspiracy”はタイムリーだけでなく、A・ジョーンズじゃなくても書ける本だと思いますが(彼女はとても相応しかったですけど)"Redemption"はJ・ヒューズ氏にしか書けなかった本なので、本当によく書いてくださったと思いますし、この2冊がないとピースが足らないので、日本での出版も本当に有難いことだと思います。

ただ、歴史に「もしも」はないんですけど、本書の出版時期とかには関係なく、2度目もあったと思います。MJスキャンダルは、あの時代の「negative forces」(←ヨーコのエントリ参照)にとって、どうしても必要なコンテンツだったから。

それと、

>マイケル自身は『この訴訟はこれで解決した....来るだろう』と思ったのではないでしょうか。

こういう言い方は誤解を招くかもしれませんが、お金で解決できることは「お金」で解決するのは、立派な大人のすることだと思います。(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-02-17 22:55
(つづき)1度目の家族(父親)は、あの後自殺していますが、多分、息子にとっては、2度目の家族より危険性が高かったと思うんです。裁判になったら、不利だったのは2度目と同様ですが、あの父親のMJへの嫉妬や、彼の落ち入っていた状態を考え、あのこどものことも考えて、MJはお金を払ったんだと思います。

息子にとって、父親はひとりですから。自分が犠牲になるべきだと、MJは考えたんじゃないでしょうか。

1度目と2度目の違いは、1度目は、被害を装った被害者による「強請」でしたけど、2度目は警察の強引な手法がなければ、あの家族はMJから金が穫れるとは思わなかったでしょう。あの家族は被害者としては、落ち度があり過ぎたにも関わらず、警察が強引に起訴に持ち込み、メディアが一切無実を疑わないのは、今の小沢一郎の起訴と同じやり口だと思います。
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-21 21:37 x
チャンドラーが頭脳犯で、しかも弁護士との共犯による非常によく計算された陰謀だったのに対し、2度目は、こんなひどい、ばかげた刑事裁判があるのか、と誰もが思うものでしたね。

『息子にとって、父親はひとりですから。自分が犠牲になるべきだと、MJは考えたんじゃないでしょうか』の件、マイケルのことだから、そうだったかもしれませんね。。。ですが、私は、『MJは最後まで和解に反対しており、和解金の支払いは彼の保険会社によるもので、マイケルにはコントロールできなかった』旨の、トム・メゼロウ弁護士が2005年3月22日に提出した法廷書類より、和解はやはりマイケルの意志ではなかったと考えています。以前にウェブ上で見つけたこのMEMOは、pdf ですぐに見ることができたのですが、残念ながら今は削除されてしまったようです。ですが、別のウェブアドレス(下記)に同じMEMOを見つけました。
http://deargavinarvizo.com/2010/04/objection-to-subpoena-for-settlement-documents/

文字が小さくて読みにくいですが、非常に重要な法廷書類です。
いずれにしても、マイケル亡き後は、推測の域を出ませんが。。。
Commented by yomodalite at 2011-02-21 23:39
寺尾さま。裁判資料ありがとうございます!!!
こういう資料は大事ですよね。MJの心情は推測でしかありませんが「無実」であるという証拠は徹底的でないと。。日本と違って、アメリカはもっと白黒はっきりした世界ですからね。

メゼロウ弁護士には、こういう主張してもらった方がいいですし、それ以外にはないんだと思います。

MJはポップスターとして、大衆心理がよくわかっていますから「和解」という解決方法がどれだけ自分にマイナスになるかということは、誰よりもわかっていたはずですし、ましてや、この疑惑は、彼にとって何よりも屈辱的なものでしたしね。。(悲)
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-22 21:16 x
以前に<③"Redemption"の出版社は (中略)世間が『有罪』一色に染まっている2004年1月には、プロモーションはほとんで出来なかったのではないかと考えます>と書きましたが、これは私の全くの誤解であることがわかりましたので、訂正します!勝手な推測がいかに無責任なものであるか、痛感し、深く反省した次第です!

著者に確認しましたところ、本書は2004年出版当時、かなり注目されたのだそうです!彼女にはインタビュー依頼が殺到し、また、彼女自身も2004年の1年間、全米各地をサイン会の形で回られたとのこと。

さらに、マイケル自身も本書"Redemption"を読んで、とても喜んでいたということを、彼女は家族の方から聞かれたそうです。ただ、和解契約書に明記された守秘義務のため、マイケル自身は本書を支援することも、コメントを出すこともできなかったそうです。

なお、『マイケルは本書を読んだのでしょうか?』というご質問を複数の方から戴きましたが、著者より詳細な返事が戻ってきましたので、近いうちに質問をくださった方のブログに、日・英でUPさせていただくことにしました。UPしましたら、お知らせしますね。取り急ぎまして訂正とお詫びまで。

Commented by yomodalite at 2011-02-22 22:07
ご報告ありがとうございます!!!
お知らせも楽しみにしております!!!

MJは本書を喜んでいましたよね。ジョーパパもヒューズさんと行動を共にしてましたし、信頼しましたからね。
Commented by 寺尾和子 at 2011-02-23 17:19 x
この話題で長々とすみません! 今日、下記の言葉をウェブ上で見つけましたので、取り急ぎお知らせしたいと思いました。
When Redemption released in 2003, major retailers, distributors and media tried to block the book and keep it out of the public’s hands. Thanks to MJ’s fans worldwide, MJ’s family, especially Joe Jackson, we got the word out about the book, but there are still a lot of people that do not know the truth. It is never too late for the truth"
Source: Geraldine Hughes

やはり、メディアおよび書籍の流通・書店等は、本書がひと目につかないよう、販売阻止を図っていたのですね。いろいろと当時のことが見えてきて、悲しくなります。。。ますますジェラルディンさんを応援したいと思っています。これからもよろしくお願いします。
Commented by yomodalite at 2011-02-23 17:33
>この話題で長々とすみません!

全然そんなことないです!!!!!
本書の中身に関しては、他の書評でも良いものが確実にあると思ったので、少し視点をずらした上に、長々と書き過ぎていて、寺尾さまから、重要なコメントをたくさん頂けるとわかっていたら、もっと「ここまで」辿りやすいように、短く書いとくんだったとちょっぴり後悔してます。

メディアが「negative forces」ばかり擁護してきたことは、日本でも、ずいぶん明らかになってきてますよね。
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by yomodalite | 2011-01-16 23:32 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Trackback | Comments(25)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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