映画『スリング・ブレイド』 監督・脚本・主演:ビリー・ボブ・ソーントン

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この映画は、アンジェリーナ・ジョリーの元旦那のビリー・ボブ・ソーントンが、アカデミー脚色賞を受賞した作品。どうして、この作品を取りあげたかは、一部のMJファンの方なら、おわかりになるように、例の映画で、MJが、好きな映画と語っていたからです。


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わたしは『スリング・ブレイド』は、たまたまDVDで持っていて、彼が「味わい深い」といった場面が、すぐにわかったこともあって、ちょっと意外ではあったんですけど、例の映画自体も、かなり「味わい深かった」んですね。


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そんなわけで、なんとなく、その「味わい」について、ちょっぴり、メモしておくことにします。


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と言っても、例の映画の情報は、ほとんどありません。『スリング・ブレイド』に関しては、結末には触れていませんが、ストーリーの一部について書いてあります。これから、ご覧になる予定の方は、ご注意ください。

さて、

例の映画で、MJの車に招待されたファンの青年が、自分がつくったプラカードを紹介するシーンで「マイケルはインヴィンシブル(無敵)・・・」と「・・・」(dot, dot, dot)をつけたことを強調すると、MJがそこに素早く注目して、「・・・」をすごく面白がる。という場面があります。


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(ハンバーガー屋の店員役:ジム・ジャームッシュ)



『スリング・ブレイド』にも、この「・・・」について、言い争う場面があって、君の話で思い出した。とすごく楽しそうに、MJは語ります。


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『スリング・ブレイド』は、知的障害をもつ主人公、カールと、フランク少年、母のリンダ、リンダのボーイフレンドで乱暴者のドイルと、リンダの職場の上司で優しいゲイの友人ヴォーンによるストーリー。

カールは、自分の母親とその不倫相手の同級生を殺害してしまった罪により、25年間を施設で過ごすが、突然、退院が決まってしまう。


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たったひとりの家族である父親も、彼に会いたがらず、ひとりきりの新生活だったが、コインランドリーで、父親を亡くした少年と出会ったことで、少年の家のガレージに引っ越すことになる。

MJの好きなシーンは、ドイルと、バンドメンバーとの会話の中、メンバーで、詩をつくっているモリスが、自作の詩を披露する場面。それは、こんな「詩」でした。



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モリス:この前『Thrill(スリル)』って曲を作ったんだ。



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(歌詞らしく、韻を踏んだ作りになっています)

I stand on the hill,not for a thrill...

but for a breath of a fresh kill.

Never mind the man who contemplates...

doing away with license plates.

He stands alone anyhow...

baking the cookies of discontent...

by the heat of the laundromat vent.

Leaving his soul.

Then, like in poetry,I go dot, dot, dot.
You know, kind of off-center,
then I drop down...


and then I go: Leaving his soul...
parting the waters
of the medulla oblongata...
of...
mankind.



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作詞をしているモリスが、この歌詞のmedulla oblongata...の「・・・」とmankind.の前の「・・・」の「詩」らしい余韻が気に入っているんだと言えば、作曲担当のメンバーは、「・・・」は、"medulla" と "oblongata. "の間に入れた方がいいとか、盛り上がるのですが、んなことは、他のメンバーはどうでもいい(笑)。結局、このあと、短気なドイルが暴れるという展開になってしまいます。

ビリー・ボブ・ソーントンは、ミュージシャンでもあり、バンドもやっているので、この場面は、絶対に売れることなどありえない、冴えない南部の田舎バンドの感じを、よく現していながらも、曲づくりの雰囲気も感じられて、イイシーンなんですが、

「味わい深さ」から言えば、この曲の「Thrill」というタイトルから、元々「Starlight」という曲から、あの『Thriller』が生み出されるまでの会話が、頭に浮かんだり、

◎Starlight (Thriller Demo)

また、映画のタイトルの“スリング・ブレイド”とは、カイザーナイフとも言われる、片側だけ鋭く研がれていて、歯がバナナのような形で、雑草を刈る時などに使われるナイフでカールが、母と不倫相手を殺害したときの「凶器」なんですが、

ナイフと聴いて、MJの曲で思い出すと言えば、『スリング・ブレイド』公開から、1年後の1997年にリリースされた、♪seven inches in〜♫のこの曲でしょう?

☆これはエクステンデッドヴァージョン!!!
◎Blood on the Dance Floor {Extended Version}

この曲は、ショートフィルムも、MJの他の作品のように凝ったセットとか、小芝居(笑)とかなくて、すぐに、曲が始まって、とにかく“タイミング”と、リズムを重要視した作品で、歌詞も、そこを強調していますよね。

訳詞「マイケルの遺した言葉」Blood On The Dance Floor

She got your number
She know your game
She put you under
It's so insane

Since you seduced her
How does it feel
To know that woman
Is out to kill

Every night stance is like takin' a chance
It's not about love and romance
And now you're gonna get it

Every hot man is out takin' a chance
It's not about love and romance
And now you do regret it

To escape the world I've got to enjoy that simple dance
And it seemed that everything was on my side
(Blood on my side)

She seemed sincere like it was love and true romance
And now she's out to get me
And I just can't take it
Just can't break it

Susie got your number
And Susie ain't your friend
Look who took you under
With seven inches in
Blood is on the dance floor
Blood is on the knife
Susie's got your number
And Susie says its right

She got your number
How does it feel
To know this stranger
Is out to kill

She got your baby
It happened fast
If you could only
Erase the past

Every night stance is like takin a chance
It's not about love and romance
And now you're gonna get it

Every hot man is out takin' a chance
It's not about love and romance
And now you do regret it

To escape the world
I got to enjoy this simple dance
And it seemed that everything was on my side
(Blood on my side)

It seemed sincere like it was love and true romance
And now she's out to get me
And I just can't take it
Just can't break it

Susie's got your number
And Susie ain't your friend
Look who took you under
With seven inches in
Blood is on the dance floor
Blood is on the knife
Susie's got your number
You know Susie says its right

It was blood on the dance floor
(blood on the dance floor) 

And I just can't take it
Ooo...


1年後にリリースされたって、意味ありげに言ってしまいましたが、実際、この曲は、リリースされたのは1997年なんですが、録音は1992年にされているので、このシーンに影響されたなんてことは、全然ないんです。


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モリスの「Thrill」は、韻を踏みつつも、曲として、表現できない「・・・」に、こだわっていたり、作曲をするはずのメンバーは、メロディを考える前に、「・・・」の位置が気になってみたり、といったところなどが、妙におかしいというか、「味わい深い」ところなんですが、

この場面が好きだと語られるのは、例の映画の最初の方だったこともあって、わたしは、最後までずっと、『スリング・ブレイド』を思い出しながら観ていました。

他にも、この映画は、本、聖書、虐待、少年、父親、家族。。。といった、MJが好きそうなテーマが一杯含まれていて、わたしには、この2つの映画というか、MJ自身と、『スリング・ブレイド』が重なって、すごく「味わい深かった」んですよね。

☆尚、例の映画は、こちらのとてもとても素敵なサイトの情報によれば、
WOWOWで11/28(日)午後3:30~に放送されるようです。

☆この映画のMJ出演場面は、バシールのドキュメンタリ放送から、4ヵ月後の故郷ゲイリー訪問、その約2ヵ月後のMJバースデーパーティの様子がメインになっています。

☆ちなみに、字幕なしなら、youtubeで視聴可。Part 9まであります。
◎NEW:HD-Michael Jackson Commemorated 1/9

☆こちらは、ビリーと彼のバンドが、カナダのラジオ番組に出演したときの動画
◎Q TV: Billy Bob Thornton 'Blow Up' on Q TV
_________

[内容「Oricon」データベースより]自分の母親とその不倫相手を殺害し25年間施設に入れられていた知的障害者の男と、家庭内暴力を受ける少年との心の交流を描いた感動のドラマ。ビリー・ボブ・ソーントン、ルーカス・ブラックほか出演。

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Commented at 2010-10-09 13:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by yomodalite at 2010-10-09 14:32
やんちゃさん、はじめまして♡コメントありがとうございます!!!

部屋を片付けて、身を清めて、出来るかぎり、精神を浄化してから、書き始めるなど、とにかく、MJエントリには、すごく時間がかかってしまうのですけど、本当に励みになる、お言葉ありがとうございます!!!

それから「非公開」で、コメントを頂いているのですが、ブログ主は、未だに、これの「取扱い」がわからず、困っています。「非公開」に「非公開」で返信すると、返信した相手の方だけには読めるのかな?と認識していたのですが、どうやら、そうではないようなんです。(じゃあ、ブログ主側の「非公開」設定て、何のためにあるのかな?)

そんなわけで、「非公開」が苦手な管理人のために、コメント欄の「非公開コメント」には、できるだけチェックを入れないでくださいませ♡以上、yomodaliteからのお願いでした。

では、やんちゃさん、次回は「公開」で、コメントお待ちしております♡♡
Commented by やんちゃ at 2010-10-09 22:53 x
yomodaliteさん。100年後に残したいブログをいつもありがとうございます。いつも、激たのしみに拝読させていただいております。TIIからMJファンになり、すでに子供たちも成人しておりましたので、家族公認で、思う存分dvdなど買いまくりました。そして、出会ったyomodaliteさんのブログで幸福にしていただいてます。公開コメントが初めてで、モタモタ、ドキドキですが、感謝を表明させていただきました。なお、最近の感激です。先日、神奈川県葉山音羽の森ホテルの朝食を、MJの座った椅子にて、頂いて参りました。こじんまりとしたすてきなホテルで、その昔、来日中のMJの栄養補給にシェフさんを出張させてくれたというホテル。MJがお礼に訪れたレストランのその椅子は、一面に海を眺められる席にあり、サインを金字にして記念保存してありました。その場所に座るとMJと一緒に食事をしているみたいな
気がすると想像力のたくましい私はおもいました。ホテルのHPに
MJの見た、晴れた海の眺めがあります。マイペースな話ですみません。
Commented by yomodalite at 2010-10-10 01:01
やんちゃさん♡公開コメントありがとうございます!あまりにも、過分なお言葉!!!こちらこそ、幸せ過ぎて、何と言えばいいのやら。。

音羽の森ホテル!行かれたんですね。いいなぁ〜。そういえば、三條シェフは、今どうされているんでしょう。。海の見えるレストランで、MJと一緒に。。♡本日のベッドでの妄想は「それ」にします!
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by yomodalite | 2010-10-06 23:20 | MJ考察系 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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