マイケル・ジャクソンの顔について(7)ここまでを振り返る

《MJの整形に関しての一般的な意見に関して》

「醜形恐怖」
プライベートな撮影を気軽に応じていて、撮影前に、無精ヒゲや、髪の乱れを直すことすらしていない写真が数多く存在していることの説明が出来ない。

「幼少時のトラウマ」
これがない人は、ほとんどいないので誰にでも当てはまるのですが、数多くの大ヒット曲がありながら、少年期、青年期のヒット曲を、晩年まで歌い続け、また、当時の写真をライブで使用するなど、MJは幼少時の自分を「否定」していない。むしろ、子供時代と大人の自分をこれほど並行して見せたアーティストがいただろうか。

青年期まで、多大な影響を受けた宗教を脱会した後も、その宗教を「否定」していないなど、MJは一般的な「若気の至り」や「若き日の過ち」程度ですら、自らの過去の否定をしておらず、むしろ、少年期から晩年に至るまで、驚異的な一貫性が感じられる。彼が、過去を問題にするのは、常に、その完成度に対してのみ。

また、前述のとおり、MJの顔がもっとも変化したのは、彼の最後のオリジナルアルバム『インヴィンシブル』の時期。「幼少時のトラウマ」説を信じる人は、このアルバムを聴いていないため、彼の成熟度をまったく理解していない。


《わたしの確信》

MJには、かなりのお笑い好きで、パパラッチに対してさえ楽しんでもらえるなら誤解されてもいいという懐の大きさがあり、苦しいときほど笑顔を、という精神が随所に見られます。ただし、子供に悪影響を及ぼすような報道と、子供を間違ってスポイルするようなルール(一緒のベッドで寝てはいけないとか・・)や、偏見は許さない。


《わたしの信念》

私は環境問題もチャリティにも少し冷めた感覚をもっていますが、

オプラショーでの彼の発言、

僕の使命?そうですね...人々の心に何かの贈り物をすることー
歌やダンスや音楽を通じて・・僕は芸術の申し子だと自覚しています。どんな芸術にも究極の使命があると信じます。物質と魂の融合、人間と神との融合、そうした結びつきこそ芸術の存在理由。世界の人々の心に音楽やハーモニーを贈る「魂の楽器」となること・・世界中あらゆる世代の人々のために....それが、神が僕を選んでくれた使命です。


と、“60ミニッツ”での、

子供を傷つけるぐらいなら僕は自分の手首を切る。

は、1000%以上信じています。ですからMJがいつもインタビューで、神とか子供について言っていることに対して、胡散臭く感じて、もっと別の真実があるはずだと思われている方とは最後まで平行線になると思います。

また、今後マーレー医師の裁判が始まり、MJの最後に関しての話題が大きくなると思いますが、たとえ、それがどんな結果であっても『THIS IS IT』が、彼の意志による最後の作品で、アーティストとしての勝利を完全なものにしたことに間違いはないと思っています。


《他の「真相」論者の意見に対して》

MJの整形に関しての「巷の真相論者」はまったく調べて書いていない。

自伝『ムーンウォーク』、姉ラトーヤの『インサイド・ザ・ジャクソンファミリー』、タラボレッリの『マイケル・ジャクソンの真実』から、都合のいい部分のみを引用し、そこからヒントを得たテキトーな「物語」のみで、MJの顔の変化とその理由の符号に関して確認した形跡が見られない。

『ムーンウォーク』は1988年までの内容、『インサイド・ザ・ジャクソンファミリー』の翻訳本出版は1991年。『マイケル・ジャクソンの真実』(原題:Magic and Madness は、海外ではMJ死後まで扱った完全本が出版されていますが、翻訳本の内容は1991年まで。彼らのネタが古いものばかりで、インヴィンシブル期をまったくわかっていないのは、そのため。


《インヴィンシブルから本日の1曲》



“Break Of Dawn” 

明け方、空にはまだ陽も昇らない。

明け方、君の瞳に映る。明け方、ねえ、わかって。

これが僕の愛し方なんだ。僕が君のものだと証明させて。

明け方まで。

(訳詞「マイケルの遺した言葉」より)


この曲は、Off The Wallに収録されている「I Can't Help It」をネタにしたデ・ラ・ソウルの「Breakadawn」に対して、これが完成品というお手本を返した曲。

◎ I can't help it - Michael Jackson
◎De La Soul - Breakadawn

“I Can't Help It”
自分を抑えられない、そうしたくても
そんなことはしない、そうできたとしても。
自分を抑えられない、そうしたくても。
でもそんなことはしないよ、ノー。
(訳詞「マイケルの遺した言葉」より)

なんてことを言っていた時代から、もう、めちゃめちゃ成長してますね!




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Commented by bebe at 2010-05-02 13:56 x
まだMJ暦は浅いのですが、私も「インヴィンシブル」が一番好きです。楽曲すべてが完璧です。ジャケットも自分の顔のアップというのが、なんだろう、吹っ切れたのかなっと思ったり、30thのライブを始めてみたときマイクを手で覆って歌っているのは、間延びした鼻の下を隠しているのかな?なんて思ったり、まだまだ私は、彼の死を受け止められなくて、最後の「This is it」が見られないので、毎日MJのビデオを見て号泣、そこへ、このブログにたどり着いて、和ませてもらってます。
Commented by bebe at 2010-05-02 14:08 x
続き
そうそう少しだけフランス語を勉強中なだけですよ(笑)

私も彼の顔の変化は、いつも違和感を感じるのですが、
初めて「They don’t・・」を見たときも
えっ?て思ったけどどんどん引きこまれて好きなPVだし、
でも「You rock my Wold」は曲を先に好きになったからかな
PVに違和感を残したままです。
だから、インヴィンシブル期の動向がとっても気になります。
Commented by yumiko at 2010-05-02 18:11 x
“反省・まとめ・今後の課題”やっぱり宿題っぽい。でも、おかげさまで、やっとyomodalite さんのしようとしていることが、少しみえてきました。(理解遅くてすみません)

invincibleのころ、笑顔少ないですよね。この顔と、表情も含めて、ひとつの表現方法なのでしょうか?やっぱり、むつかしい。

で、MJ、〝ドS”を誰に気を使って隠すんですか、っていうか〝ドS”なの?…想像してしまうわ。

では、変顔にうなされず、よいお休みを!また、ステキな写真と笑いを待ってます。
Commented by ピッピ at 2010-05-02 19:50 x
“ドS〝と言えば思い出すのが、Dangerous Tour でしたけっけ?
MJ出てきてから延々と動かず、ファンがもうキャーキャー騒いで泣いてるの・・・。
でも、まだ動かないMJ・・・私?毎回早送りしちゃってます(爆)
コンサートもちょこちょこ静止場面すきですよね!?

「They don't~」のMJはいい顔してますね!特にブラジル編すきです。
メイクも作ってなくて、服装もカジュアルなのにMJパワー全開です。
真剣な表情と楽しそうに踊っているMJが見られます。
MJって、自分の顔すら芸術として内面からコントロール出来るんですね。
Commented by sho at 2010-05-02 21:22 x
オプラショーでの発言は、本当に印象的でしたね。
「自分の歌を聞いてくれて、誰かを少しでも元気づけられたら嬉しい」
みたいな事を言う歌手はいっぱいいますけど、
MJの言葉はスケールが違いますし、
またそれを生涯を通じて貫き通し、実現しているところが、
彼の偉大さを表していますね。

Commented by yomodalite at 2010-05-02 22:14
bebeさん、確かに、普段のリップシンク隠しより、なんとなく鼻の下を隠してるように見えますよね。でも、何故かたまらないんですよね〜不思議です。
わたしが、最初違和感を感じたけど、後から好きになったパターンは“Blood on〜”ですね。今では1日1回以上、あのSFで踊らないと体調悪くなるくらい好きだし“They don't〜”は、プリズンVerのときのMJがツボですね。それにしても、“You Rock〜”は評判悪いですね〜(笑)。あのSFは、歌詞の世界とのギャップがかなりありますよね。でもホント、あのメイクさえなかったら、スゴくカッコいいSFになったはずなのにね。そうしたくなかったんですね。MJは。。。(きっと)
Commented by yomodalite at 2010-05-02 22:21
yumikoさん、マーセル・エイブラムの裁判写真はすごく面白いから、もう少し待っててね♡

ピッピさん、うん、あれだけ長く動かないでいられるの、世界中にMJ以外にいないよね。やっぱ世界一の「ドS」だよね。

Shoさん、共感してくれて嬉しいです!
Commented by nakatasan at 2010-05-03 14:28 x
初めまして。
いつも拝見しています。貴女の執筆は相変わらず 奥が深いですね。
敬服します。
私はMJと同世代です。中1から聴いていますが 顔については とても大きい作用が働いている とは感じていましたが貴女のように 適切ではありませんでした。MJは1個の芸術だと思いますし楽器だとも思います。
これからも楽しみに 拝見させていただきます。
Commented by yomodalite at 2010-05-03 15:43
nakatasanさん、はじめまして。お褒めのお言葉、たいへん励みになります。

もしかしたら、nakatasanさんは、男性の方ですか? 
なんだか、ジェントルマンな香りが感じられるのですが、わたしの錯覚でしょうか。
もし、ハンサムなお姉様だった場合は、どうか、お許しくださいませ。
わたしは、ジャネットより少し年上です。
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by yomodalite | 2010-05-02 11:15 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(9)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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