マイケル・ジャクソンの顔について(3)オプラウィンフリーショー

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冒頭の写真は2002年のバンビアワードのもの。


では、醜形恐怖症の件がはっきりしたところで、ここからは、「MJの整形は失敗なのか?」について、考えたいと思います。



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まずは、大きく深呼吸して、彼が助けてきた大勢の子供たちのことを想像してみましょう。

ネバーランドの映像によく映っているような子供たちではなく、本当に誰からも見捨てられた可哀想な子供たちの姿です。

例えば、

実の父親にガソリンをかけられ、顔に重傷の火傷を負った少年が、MJの死後名乗り出て、事故直後や、成長後も面倒をみてくれたことを語っている動画・・・





バッドツアーの頃も、毎晩、大勢の担架に乗せられた子供たちが、彼に会いに来ていたようですが、病気が重すぎて頭を上げることすらできないような子供を前にして、スタッフは皆見ていられないという態度をとる中、ステージの直前ですら、マイケルは担架にひざまずき、顔を子供たちの方に寄せて、その出会いをいつまでも忘れないような言葉を贈っていたようです。

当時のマネージャー、フランク・ディレオも顔を背け、涙をぽろぽろこぼしていると、マイケルは、「悲しまないで、泣かないで。僕はこうするためにいるんだから」と答えたそうです。

ヒストリーツアーでも毎晩同じようなことがあったでしょう。そして、今まで以上に、世界中の平和や子供たちの未来を訴えたツアーの後、彼はこれまでのような「笑顔」を見せてくれることが徐々に無くなっていきました。

次に、1993年の「オプラショー」のことを思い出して欲しいんですが、
すぐに思い出せない人は、こちらの動画をご覧ください。

◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー3
◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー4
◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー5
◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー6
◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー7
◎マイケルジャクソンオプラウィンフリーショー8

残念ながら、日本語字幕が少し変なだけでなく、途中で終わってるようなので(泣)、思い出して欲しいところを省略して、書き出してみました。

MJ:子供時代がなかったんだ 〜 父の虐待 〜 でも今は父を許してる 〜 マスコミは嘘ばかり...

オプラ:肌を漂白しているって噂があるけど...

MJ:肌の色素が阻害される病気なんだ。遺伝で僕にはどうしようもないんだ・・・

オプラ:あなたって、童貞なの?  

MJ:どうして、そんなこと(照)・・僕はジェントルマンだよ。

ー ステージのある部屋に移る ー

MJ:イエスが子供を見習えって言ったこと、子供を愛し、
子供のみたいにピュアであれって言ったことを大事にしているんだ....


オプラ:(寝たきりの子供がステージや映画を観られる施設に驚く)

MJ:(子供への慈善活動に関して 〜 生ムーンウォーク 〜 「Who is it」のBeat Box 〜 ツアーでの大観衆の熱狂)

「人々の魂の楽器になるーそのために自分が選ばれたことに感謝しています」〜「神の存在を信じてます。心から。」

オプラ:人にはこの世に生を受けた使命があるー私は、そう信じてる。大半の人々は、その目的を探して人生を旅してますが、あなたの使命は何ですか?

MJ:僕の使命?そうですね...人々の心に何かの贈り物をすることー歌やダンスや音楽を通じて...僕は芸術の申し子だと自覚しています。どんな芸術にも究極の使命があると信じます。物質と魂の融合、人間と神との融合、そうした結びつきこそ芸術の存在理由。世界の人々の心に音楽やハーモニーを贈る「魂の楽器」となること。世界中あらゆる世代の人々のために....それが、神が僕を選んでくれた使命です。

このあと、「Give in to me」のビデオが初公開される。






オプラ:“Cause I'm on fire. quench my desire”(僕が興奮していたら、君が沈めてくれよ)って、一体どういう経緯で、この曲が生まれたの?

MJ:僕と一緒で動物好きのスラッシュに参加してもらって、ノリが良くて、ロックコンサート風のVDにしたかったんだ(←カマトトぶって答えをかわすww

オプラ:私がされたお気に入りの質問をあなたにもするわ。「あなたが34歳まで生きてきた中で“何が分ったか”を教えて。

MJ:う〜ん、何が分ったか?・・まだ自分は学んでいる途中です。人生は学ぶことばかり・・今わかっていることは何もないです。はっきりしているのはそれぐらい。

オプラ:(感謝の言葉を述べて)すっかり子供に戻った気分、観覧車に乗りたいわ!(2人で歩きながら外へ)


 
MJ出演のオプラショーと言えば「初めて白班を告白」として有名ですけど、その疑惑に関しては、あまりにもあっさりというか、かなり珍しい病気なのに「色素が破壊される病気なんだ」とだけで、病名もはっきり言ってない。普通、ここは医者に説明させて、エリザベスは出さないよね。

オプラも、新曲の「Give in to me」の刺激的な内容にも関わらず、MJに童貞なの?なんて質問をしていて、相変わらずMJがブルックシールズの名前を出したことには納得が行かないものの、肌の病気の件はすぐに納得して(?)突っ込まず。

もうすでに、Black Or White、Remember The Time、In The Closet、Jam、Heal The Worldも発売後、すっかり白くなり、整形疑惑も肌漂白も散々報道された後なのに、これじゃあファン以外には伝わらないと思うんだけど、それでもMJは言いたくないっていうか、とにかく「病気」と捉えられるのがすごく嫌で、「奇跡」「マジック」として、見てもらいたい。という思いが強く感じられます。

さらにこの後、子供への献身的な慈善活動を紹介したと思ったら、次のビデオでは、超セクシーに「Give in to me(俺にひれ伏せ!)」って(笑)

この番組で、彼が最も主張したかったのは「童貞だと?、ふざけんな!」という叫びだったのかww、と思ったのもつかの間、次は遊園地で乗り物...(笑)

でも、この後「Who is it」で、大人の愛の世界を描いたSFを作り、ヒストリーツアーでは、股間を強調した金パンで、世界中の女子を失神させたり.... やっぱり童貞疑惑は許せなかったんだと思う(笑)

しかし、そのツアーでも、やっぱりセクシーさだけじゃなくて、子供への愛と世界の平和もあれば、SM(ダンサーやギタリストの衣装)もあって、野球もある(笑)といった、なんでもありの「世界」で、それは、彼の現実認識でもあると思います。

彼のアルバムも、映画「ムーンウォーカー」も全部そうですよね。

子供たちの優しいお兄さんでありながら、妖しげな酒場に行き、犯罪に巻き込まれながら、子供を助けて、ロボットに変身(!)、なぜか、その後セクシーなロックスターへ(笑)






この最後の曲がビートルズの「Come Together」というところも、MJの「食えない」ところではないかと・・・

この曲はシュールな内容で、英語話者でも解釈が難しい詩ですが、ドラッグを思わせる隠語や、Got to be a joker・・とか、子供にドラッグ漬けにしようとする悪党と闘ったあとに、それを道徳や正義や潔癖さといったところから回避したいというか・・

(1)の冒頭で紹介したヴィクトリーツアーの顔から、Bad期になって、もっと肌がもっと白くなると、あまりにも普通に美しい白人顔になってしまうので、白人ではありえない(白人以外でもありえないけど)ピーターパン鼻にしてみるとか、

なぜか、ケツあごにした後のBad期の方が、無邪気な子供っぽい笑顔を見せるようになったりするなど、常に相反する2つ以上の面を表現せずにはいられないのがMJだと思います。

大体、この頃からピーターパンってやたら言われてたけど、ケツあごなのにピーターパンって?(笑)その後、MJが赤い口紅をつけるようになったときも、やっぱり、ケツあごのまま、ヒゲの脱毛さえしてないことを見落として「女性願望」とか。。

MJが整形の回数を語るとき、よくアゴのこと忘れるとか、マイケル・ジャクソンの外観にも書かれているけど、なぜか大勢の人も、そこんとこ忘れてますね。

人間の眼というのは、自分にとって都合が良かったり、見たいところしか、見えなかったりするもののようです。

まあ、そんなわけなので、ヒストリーツアーで、何百万人もの女を散々悩殺した後は、また別の「顔」をと、考えるのが、MJだと思うんです。

で、その次の“顔”なんですが、長くなったので、次に続きます。

☆(4)に続く



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Commented by ピッピ at 2010-04-16 00:39 x
大変素晴らしくまとめてくださってありがとうございます。
感動して涙がでそうになったら、後の文章で噴出し(爆)涙はどこかにいってしまいました…。

確かに何故にエリザベスが出てきたのかよくわかんない。
「俺にひれ伏せ!」(笑)のPVの時のMJもまた美しいですよね~。Come TogetherのMJはロック調でMJがとてもSexyで大好きです。この時期の顔が好きなんだな!でもさぁ~、バックステージみたいな所で3人のお子ちゃまがライトを振りながら見てるんですけど、MJあの腰振りはないだろ!?まっ2度美味しいのがMJですから。

そうそう、あの鼻はピーターパン以外何者でもないですよね。普通の人間のあの鼻は豚ッ鼻になりますからね。
それと‘童貞疑惑’?NO WAY!!マジで野暮なこと聞くかね、ありえんよ。でもオプラと「俺にひれ伏せ!」+Come ~のMJは同一人物ですから、本人もその辺の疑惑は楽しんでいるのかも!
Commented by yumiko at 2010-04-16 01:22 x
私も笑っちゃいました。特に「ムーンウォーカー」のあらすじは爆笑です。でも、このころは、ホントにきれい。私は1991年MTV10thの「Will you be there」の時が好き。顔も美しいし、ダンスは祈りのようです。
で、別の顔って…。いよいよ、ですか?
Commented by sho at 2010-04-16 10:21 x
どうして病気だと捉えられることがそんなに嫌だったんでしょうかね・・・
医者に説明させて、一般の理解を得られた方が、誤解されずに済んだのに。
ペプシの火傷の後には火傷の治療センター設立に関わったりしたくらいなんだから、
白班は珍しい病気でもあるし、世間に認知されるように、同じ病気の人を助け合うための基金を設立するくらいのこと考えてもよさそうなものなのに。
プライムタイムでのリサマリーとのインタビューでも「成長」だとか「アーティストとして進化している」という言い方で、余計に「マイケルジャクソンは胡散臭い」という印象を強めてしまっていますよね。
Commented by sho at 2010-04-16 10:22 x
TVガイドの表紙のは、新しいスタイルを模索していた・・・と昨日書いてあって、そうかも〜と納得しました。ボサヒゲMJよりゆるふわパーマの方が好みなんですが。
しかし、ヒストリーツアー後の「無邪気な笑顔」がほとんどなくなった時期、鼻と口の間がやけに広くなってしまっている気がしませんか?個人的には、鼻を細く、上に向けてしまったことで上唇までの距離が伸びてしまい、バランスが崩れてしまっている気がします・・・

give in to meとCome TogetherのセクシーMJを久々に堪能してきました(^^)。Come Togetherは本当にビートルズ超えですよね!MJの後でジョンレノンのCome Together聞いても、なんか物足りない気がするくらいです。
Commented by yomodalite at 2010-04-16 10:52
shoさん、コメントありがとうございます!
病気と捉えられることがすごく嫌だったこと、この後の変鼻、わたしも、本当に不可解でなりませんでした。

でも、30周年コンサートは、客席にいるときは本当に見ていられないほど変顔なんですけど、ステージに登場すると、まるで奇跡が起こったように感じました。(特にジャクソンズとしてではなく、ソロパート)

これが、一体どういうことなのか?とずっと考え続けてきたんですが、裁判〜死の1ヶ月前の写真を見てから、だんだん解ってきたような気がして、ザワザワとした感動と、どうしたら、これが説明できるか迷いつつ、書いているんですね。

まあ、私たち女子の願望だけを聞いているわけにはいかないほど、彼には大きな使命があったとしか言いようがないんですが。。。
Commented by ミニー at 2010-04-25 00:03 x
初めまして☆2時間ほどかけて読みあさってしまいました(笑
おもしろい&深くて・・・また時間がある時に読みなおそうと思っています~♪

やはり、MJが、オプラの時に聞かれた「童貞なのか?」の答えはNOですよね・・・?
初めての相手は誰だったの~~~と思う私・・・(笑

でも経験少なそう・・・と勝手に(ここ重要w)と思っているののです・(爆
Commented by yomodalite at 2010-04-25 07:54
ミニーさん、はじめまして。
楽しんでいただけて光栄です。

この「顔について」は、MJの顔の変化から、彼の深い精神性を読み取ろうとする試みで、“笑い”はできるだけ、盛り込みたいのですが、深層に到達することを目的としています。

“インヴィンシブル”が、好きで『マイケル・ジャクソン全記録』を持っている人に、わたしと同様に、この頃の彼の行動を動画や写真で検証しながら、見ていただけたらなぁ〜という希望を持っています。

MJの歴史はたいへん長く、好きな時代も様々だと思いますが、ここでは、大人マイケルに集中していますので、残念ながら「初体験」に関しては、なんの材料も提供できないんですが、そんなミニーさんにも、新たなMJの魅力が発見していただけたら、と思います。

「顔について」は、MJの謎を解く「ミステリー」のように楽しんでもらいたいんです。(7)までで、一応“材料”は出したと思ってます。

今のところ「解けた」とか「まさか」とか「違うでしょ」とか、ブログ主が期待する感想は届いていませんが。。。
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by yomodalite | 2010-04-15 22:35 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(7)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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