2010年 03月 27日
巡礼、マイケル・ジャクソン仮面の真実など |
ゴミ屋敷に住む、初老の男性の人生を、丁寧に遡って綴られた、その行為じたいが、タイトルに重なる、魂の小説。『ひらがな日本美術史』も、まだ読みはじめていないし、橋本氏からの宿題は、たまる一方だけど、全部、読まずには死ねないと、思わせるものばかりで、ずっと困ってます。
幼児虐待の裁判に関して『マイケル・ジャクソン裁判』と同様の結論を導きだすまでは、取材方法にも、取得情報への態度にも、誠実さがあるのだけど、たぶん、アフロダイテ・ジョーンズと、内容においてかぶってしまうことなどから、途中から、路線変更を余儀なくされたか、本の売りを、追加せざるを得なくなったことから、終盤からは、収集情報の扱いに、かなりの差が見られます。
ただし、ランディ・タラボレッリが「マイケル・ジャクソンの真実」の続編(英語版では出ているようですが)出してくれないかな〜と思っていた私には、この本は面白く読みました(←TV番組制作者の典型的な手口が楽しめるという意味で...)
本に真実を求める人には、まったくオススメ出来ませんが、上級者のファンにとっては、料理しがいのある材料が揃ってますので、腕だめし用にいかがでしょう(苦笑)。
by yomodalite
| 2010-03-27 14:00
| 読書メモ
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Comments(2)
Commented
at 2010-05-16 11:31
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2010-05-16 19:40
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。