平成政治20年史(幻冬舎新書)/平野貞夫

f0134963_16485521.jpg平野氏は、自由民主党、新正党、新進党、自由党と、小沢一郎と行動を供にし「小沢の知恵袋」と称され、2004年の政界引退後、たいへん興味深い著作を多数刊行されている方。

わたしは、これまで、著者の本は、

◎『虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実 』
◎『公明党・創価学会の真実』
◎『昭和天皇の「極秘指令」』
◎『日本を呪縛した八人の政治家
―政治改革を阻んだ永田町の妖怪』

↑この8人とは、小泉純一郎、山崎拓、加藤紘一、森喜朗、青木幹雄、野中広務、村山富市、武村正義を指す。

上記の4冊を読んでいて、いずれも、NHKの大河ドラマ(観ていませんが)の軽く100倍は面白かったのですが、このブログには一冊も記録していませんでした。



これらの過去の単行本(私が読んだ時点では文庫ではなかった)に比べ、本書は新書スタイルで、激動の政治を20年も扱っているので、ひとつひとつの出来事が早足過ぎて、ドラマ風に楽しむことは出来ないのですが、現在の民主党政権が、生まれることになった背景がわかるとともに、政権交代後も、執拗に続けられている、小沢氏への攻撃が、どういう勢力によるものなのか、など、ざっくり理解するには、最適の新書。

2008年の11月に出版されていて、昭和天皇の崩御から、米国の大統領選挙で、オバマ氏が選ばれ、衆院総選挙で民主党が勝利する直前までのことが書かれています。

☆以下メモ

竹下登元首相は小沢一郎氏を最重要警戒人物に認定し、小沢氏を封じ込めるための秘密組織「三宝会」が作られた(1996年)。

「三宝会」は、新聞、テレビ、週刊誌、政治家、官僚、評論家が集まり、自民党にとって最大の脅威だった小沢一郎氏をメディアの力で抹殺するための組織。

「三宝会」の最高顧問は竹下登、

世話人に、

高橋利行(読売新聞 世論調査部長)
後藤謙次(共同通信 編集委員)
↑TBS『筑紫哲也NEWS23』『イブニング・ファイブ』
『JNNイブニング・ニュース』キャスター
2009年より『総力報道!THE NEWS』アンカー

芹川洋一(日本経済新聞 政治部次長)
佐田正樹(朝日新聞 電子電波メディア局局長付) 
湯浅正巳(選択出版)
福本邦雄 (フジインターナショナルアート 社長)

法人会員には、

全国朝日放送(株)、(株)ホリプロ、

個人会員の企業別会員数は、

朝日新聞(5名)
毎日新聞(3名)
読売新聞(3名)
日経新聞(3名)
共同通信(3名)
日本テレビ(2名)
日本テレビ(2名)
TBS(1名)
フジテレビ(1名)
文芸春秋(3名)
講談社(2名)
プレジデント(1名)
選択(1名)
朝日出版社(1名) 等。

◎植草一秀の「知られざる真実」: 対小沢一郎氏激烈メディア攻撃黒幕「三宝会」
◎ 三宝会会員名簿

______________________________
【内容情報】
とうとう日本が追従するアメリカの金融資本主義が破綻した。振り返れば、平成の20年とは、政治改革と日本改造を唱えながらも、私利私欲に走る政治家の足の引っ張り合いの連続だった。結果、アメリカにつけ入られ迎合する政策が続き、そのしわ寄せが国民に押し付けられた。新党が結成されては潰れ、14人もの総理が入れ替わり立ち替わり、今や日本は瀕死の状態だ。いったいわが国の未来はどうなるのか。この先10年を読み解くための、平成20年史。

【目次】
第1章 自社五五年体制の終焉/第2章 非自民連立政権の樹立と崩壊/第3章 自社さ連立政権と政治の劣化/第4章 自社さ連立政権の失政と保保連合/第5章 自公連立政権の亡国政治/第6章 政権投げ出しの異常政治
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by yomodalite | 2010-03-15 15:21 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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