日本国の正体 政治家・官僚・メディア―本当の権力者は誰か[2]/長谷川幸洋

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[1]の続き

そんなわけで(どんなわけだよw)日本のTVドラマ王!木村拓哉氏が主演したドラマも一応確認してみることにしましょう。

◎あすなろ白書(1993年フジテレビ)
 北川悦吏子(脚本)
◎若者のすべて(1994年フジテレビ)
 岡田惠和(脚本)
◎人生は上々だ(1995年TBS)
 遊川和彦(脚本)
◎ロングバケーション(1996年フジテレビ)
 北川悦吏子(脚本)
◎協奏曲(1996年TBS)
 池端俊策(脚本)
◎ギフト(1997年フジテレビ)
 飯田譲治(脚本)
◎ラブジェネレーション(1997年フジテレビ)
 浅野妙子(脚本)
◎眠れる森(1998年フジテレビ)
 野沢 尚(脚本)
◎ビューティフルライフ(2000年TBS)
 北川悦吏子(脚本)
◎HERO(2001年フジテレビ)
 福田靖、大竹研、秦建日子、田辺満、共同脚本
◎空から降る一億の星(2002年)
 北川悦吏子(脚本)ラブサスペンス
◎GOOD LUCK!!(2003年)
 井上由美子(脚本)
◎プライド(2004年フジテレビ)
 野島伸司(脚本)
◎エンジン(2005年フジテレビ)
 井上由美子(脚本)トヨタフィールダーCM
◎華麗なる一族(2007年TBS)
 橋本裕志(脚本)
◎CHANGE(2008年)
 橋本裕志(脚本)
◎MR.BRAIN(2009年TBS)
 蒔田光治(脚本)・森下佳子(第2話まで脚本協力)

彼は、2000年の結婚後「ビューティフルライフ」を最後に、ラブストーリーには出演していないようです。まあ、それは、彼自身の個人的な理由だとは思いますけど、どうしてジャニーズは、代わりを育てないんでしょうね?

では次に、テレビ情報誌のザテレビジョンが主催する日本のテレビドラマに関する賞で、歴代最優秀作品賞受賞作品に関わった脚本家を見てみましょう。

◎鎌田敏夫(1937年 - )
60年、70年共に時代を代表するドラマを多数執筆、80年代は『金曜日の妻たちへ』『男女7人夏物語』などの大ブーム。29歳のクリスマス(94年フジテレビ、 第13回向田邦子賞受賞)以降は低迷。

◎遊川和彦(1955年 -)
・魔女の条件(1999TBS)初回19.7〜最終29.5%(平均視聴率21.5%)
・オヤジぃ(2000年TBS)初回21.7〜最終28.0%
・女王の教室(2005年日本テレビ)初回14.4%〜最終25.3%。台湾や韓国などアジア各国でも好評を博し、香港では、最終回視聴率28.0%、平均視聴率25.3%を記録し、日本ドラマとしては史上最高視聴率を記録した。内容に賛否両論の議論が巻き起り、PTA等の団体から名指しで非難された。第24回向田邦子賞受賞。

◎君塚良一(1958年 - )
踊る大捜査線シリーズ(1997〜)

◎中園ミホ(1959年 - )
・For You(1995年フジテレビ)月9、初回22%〜最終21.6%
・やまとなでしこ(2000年フジテレビ)月9、初回24.9%〜最終34.2%
・ハケンの品格(2007年日本テレビ)初回27%〜最終26%

◎三谷幸喜(1961年 -)
・振り返れば奴がいる(1993年フジテレビ)最終回22.7%
・古畑任三郎・第1シーズン(1994年フジテレビ)平均視聴率14.2%
・王様のレストラン(1995年フジテレビ)初回19%〜最終回前19.6%
・竜馬におまかせ!(1996年日本テレビ)
・古畑任三郎・第2シーズン(1996年フジテレビ)
・総理と呼ばないで(1997年フジテレビ)
・今夜、宇宙の片隅で(1998年フジテレビ)
・古畑任三郎・第3シーズン(1999年フジテレビ)初回25.5% 最終28.3%
・合い言葉は勇気(2000年フジテレビ)木曜22:00〜 初回15.9% 最終13.3%
・HR(2002〜2003年フジテレビ)水曜23:00~30分番組。
・川、いつか海へ 第2・4話(2003年、NHK)
・新選組!(2004年NHK大河ドラマ)
・古畑任三郎FINAL(2006年フジテレビ)

◎浅野妙子(1961年 - )
1994年『無言電話』で第7回ヤングシナリオ大賞で佳作受賞。
・神様、もう少しだけ(1998年フジテレビ)火曜9時枠の連続ドラマとして平均22.6%、最終回28.3%を記録する大ヒット。
・パーフェクトラブ(1999年フジテレビ)月9、平均視聴率 17.0%
・二千年の恋(2000年フジテレビ)月9、1999年の韓国映画『シュリ』に酷似した内容。初回視聴率21%、最終回14.2%
・婚外恋愛(2002年テレビ朝日)セックスレス夫婦のラブコメ
・薔薇の十字架(2002年フジテレビ)南海永美子、永田優子との共作。視聴率低迷(初回9.7%最終9.9%)のため、一週早く打ち切り
・純情きらり(2006年NHK)初回17.7%徐々に評判が高まり、最高視聴率24.2%
・ラストフレンズ(2008年フジテレビ)DVやセックス恐怖症、児童性的虐待、性同一性障害などのさまざまな問題を真正面から捉えた作品。初回13.9%最終回15分拡大22.8%。平均視聴率17.7%

◎宮藤官九郎(1970年 - )
・池袋ウエストゲートパーク(2000年・2003年TBS)石田衣良原作、平均14.9% 深夜での再放送で人気が出る。
・木更津キャッツアイ(2002年TBS)平均10.1% 深夜の再放送とDVDがヒット。芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞
・ぼくの魔法使い(2003年日本テレビ)毎週土21:00。初回12.0%。平均9.4%。
・マンハッタンラブストーリー(2003年TBS)「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」に続く、宮藤官九郎脚本 + 磯山晶プロデュース作品。初回10.0%、平均7.2%。
・タイガー&ドラゴン(2005年TBS) 宮藤官九郎脚本 + 磯山晶プロデュース作品。初回16.2%、最終11.6%、第43回ギャラクシー賞大賞受賞
・吾輩は主婦である(2006年TBS)宮藤官九郎脚本 + 磯山晶プロデュースの昼ドラ
・未来講師めぐる(2008年テレビ朝日)初回9.0%最終8.1%

踊る大捜査線の君塚良一氏という例外を除くと、重鎮、鎌田敏夫氏は1994年以降作品がなく、遊川和彦氏は2000年のヒット後、2005年の「女王の教室」まで空白。中園ミホ氏は95年に恋愛ドラマ「For You」でヒット後、2000年まで空白、その後は、お仕事ドラマで復活。浅野妙子氏も1998年のヒットの2年後、無理矢理(?)韓国がらみの脚本を書かされ失敗した後、2008年までフジテレビに復帰出来ていない(2002年は共作)。同じく三谷幸喜氏も2000年の大ヒット後、10時台で数字を落とされ深夜枠へ。その後フジテレビへの復帰は2006年の古畑シリーズまでなし

やはり、北川・野島世代とほぼ同様、昭和30年代生まれの鎌田敏夫氏は1994年頃と少し早いものの、およそ2000年〜2008年の間に低迷があるようです。中園氏はお仕事ドラマの起用にフィットしたため、他の方よりも復帰が早かったものの、皆さん、5年間以上の空白期間を経験されています。

この時代の視聴率の低迷はドラマに限らず、テレビ局全体であると思いますが、人気脚本家が、ほぼ同時期、しかも長期間、干された。と感じるのは、わたしだけでしょうか?

またこの間目立って有名になった、三谷幸喜氏と宮藤官九郎氏ですが、お2人に共通するのは、初回放送時の意外なほどの低視聴率ですね。本放送時は、むしろ宣伝されていなんじゃないでしょうか?(1994年の「古畑任三郎」の第1シーズンの平均視聴率は14.2%、2002年の「木更津キャッツアイ」平均視聴率は10.1%、深夜の再放送時の方が視聴率が高い。特に宮藤氏の場合は有名になった後もずっと低いまま。)

☆結論:2000年より少し前あたりから、テレビ局は意図的にドラマのレベルを下げた!

1934年生まれで、戦後日本を代表する、テレビ・映画脚本家だった、林秀彦氏は、自身の娘が脚本家として、テレビ局と仕事をしていたときの話として、局が、内容のレベルをとにかく下げるようにと、執拗な指導があったと、著書に書いています。(←著作が手元にないので、曖昧な記憶)

人気ドラマを大量に生産してきたのは、フジテレビとTBSなので、この2大テレビ局の動向が中心になっていますが、この2局の動向に反する傾向は、他局にも見当たらないようです。

では、なぜ、テレビ局は、視聴率を下げてまで、ドラマをつまらなくしたのでしょうか?2000年〜2008年といえば、ブッシュと小泉内閣とピタリと重なるんですね!
__________________

ジョージ・W・ブッシュ/2001年1月20日〜2009年1月20日
2001年9月11日同時多発テロ。支持率90%過去最高
2003年3月イラク侵攻
2004年自称戦時大統領として再選
2008年。過去最低支持率19%。

小泉純一郎/小泉内閣 2001年4月26日〜2006年9月26日 
合計5年5ヶ月1980日戦後第3位
第1次小泉内閣:2001年(平成13年)4月26日 - 2002年(平成14年)9月30日
第2次小泉内閣:2003年(平成15年)11月19日 - 2004年(平成16年)9月27日
第3次小泉内閣:2005年(平成17年)9月21日 - 2005年(平成17年)10月31日
_________________

2003年には「24 -TWENTY FOUR-」、また韓流ドラマは、2003年4月~9月、NHKBS2での好評を受け、2004年4月~、NHK総合が放送した「冬のソナタ」のブームによって、放送を行う局が一気に増えています。海外ドラマの輸入が活発になったのは「グローバリズム」ですね。なぜ韓国?と言えば、日韓関係=日米関係だからでしょう。(←これの説明は小室直樹氏の著書でどうぞ)

小泉内閣は、知的レベルの低いB層と呼ばれる層にターゲットを絞って、支持層を拡大してきたと言われています。主に主婦や教育レベルの低い若年層、高齢者層を指すものとされています。(←B層ーWikipediaより)

郵政民営化とイラク戦争支持(戦争維持費の強奪目的)のために、テレビ局という存在はNHKから民放各局まで、小泉首相をスターにするだけでなく、国民愚民化という政策をワイドショーのみならず、こういうところまで徹底してやるんですね。90年代までは、視聴率第一主義と思われていたテレビ局ですが、視聴率(=スポンサー、視聴者)より、大きな使命(指令?)があるというのが、本質のようです。

日本テレビの設立の経緯↓
日本テレビとCIAー発掘された正力ファイル/有馬哲夫

さて、一生懸命“あの人”にLOVEを込めている間に朝青龍が引退してしまいました。

朝青龍への執拗で不可解な批判にも、脚本家とマンガ家が大きく関わっていましたね。内館牧子と現在の横綱審議委員会への気持ちを、どうしたらいいのかは、これからゆっくり考えることにしますが、

本書は、官僚とメディアの関係に関して、主に書かれていますが、その官僚の背後に関しては、下記のリンク先が参考になりました。

________________

植草一秀の『知られざる真実』 CIA対日工作の歴史から見る小沢氏資金問題

佐藤優の眼光紙背「治安維持法化する政治資金規正法」

ドクター苫米地ブログ「ゆうちょ銀の預金、米国債購入へ、時限爆弾に火がついた」

2009年 12月 08日 日米安保総会屋のアーミテージ&マイケル来日中

2009年 12月 08日 マイケルの脅しに連携する長島防衛政務官

2009年 12月 10日 ルース大使は怒っていなかった

2009年 12月 19日 これは小沢一郎に対して仕掛けられた平成版「宮中某重大事件」だ!

2009年 12月 25日ゲンダイ「クローリー国務次官補:藤崎が立ち寄った」アメリカの政治利用は問題ないか?

2009年 12月 25日 鳩山首相は「重大な決意」を口にした。検察・国税の綱引きでほくそ笑む司法官僚

☆本書の真っ当な書評はこちら↓
書評『日本国の正体:政治家・官僚・メディア-本当の権力者は誰か』(講談社)その1

参考:ゆとり教育 - Wikipedia
ゆとり教育は1980年度、1992年度、2002年度から実施された学習指導要領に沿った教育のことである。ただし、1980年度、1992年度から実施された学習指導要領による教育と2002年度から実施された学習指導要領とを区別する人もいる。2004年(平成16年) OECD生徒の学習到達度調査 (PISA2003, TIMSS2003) の結果が発表され、日本の点数低下が問題となる。





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by yomodalite | 2010-02-05 23:07 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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