暗色コメディ(文春文庫)/連城三紀彦

暗色コメディ (新潮文庫)

連城 三紀彦/新潮社



久しぶりに小説を読みました。新作の話題作も大分たまっていますが、ここは絶対に外さない作品を読みたい!となると、宮部みゆき?東野圭吾?高村薫の『太陽を曳く馬』も読みたいけど、リハビリには長過ぎるかも。。とあれこれ迷っているうちに、連城三紀彦氏を思い出しました。 『戻り川心中』でかつてない衝撃を受けたにも関わらず、それ以来ずっと未読状態。2008年の5年ぶりの長編『造花の密』も気になりましたが、やはり連城氏ほどの作家の作品は、出来るだけ年代順に読みたい!ということで、こちらを選びました。

著者の処女長編だそうです。

序章では、もう一人の自分を見てしまうー主婦・古屋羊子、自分を轢き殺したはすのトラックが消滅したー画家・碧川宏、妻から「あなたはもう死んでいる」と言われるー葬儀屋・鞍田惣吉、知らぬ間に妻が別人にすり替わっていたー外科医・高橋充弘。4人の関連性のわからない人物たちの謎が提示されるのですが、その後、第一章からもそれぞれのエピソードが錯綜し、謎は更にからみ合っていく。。。

本格ミステリの古典的傑作と名高い本書ですが、評判どおりのクオリティ。まだ30歳ぐらいのデヴュー当時で、これほどの完成度とは!
舞城王太郎36歳、伊坂幸太郎38歳・・連城三紀彦スゴ過ぎ!!

★★★★☆
__________

【出版社/著者からの内容紹介】著者の処女長篇にして本格ミステリの古典的傑作
別々の場所で起きた四つの不可思議な謎が互いにからみ合い、やがて驚愕のトリックと意外な真相が明らかになる。名作待望の復刊!

【BOOKデータベース】
もう一人の自分を目撃してしまった主婦。自分を轢き殺したはずのトラックが消滅した画家。妻に、あんたは一週間前に死んだと告げられた葬儀屋。知らぬ間に妻が別人にすり替わっていた外科医。四つの狂気が織りなす幻想のタペストリーから、やがて浮かび上がる真犯人の狡知。本格ミステリの最高傑作。 (幻影城ノベルス1979、CBSソニー出版1982、文藝春秋2003/06)



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by yomodalite | 2009-09-29 13:18 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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