オーラな人々/椎根和(しいねやまと)

f0134963_1318638.jpg
著者は平凡パンチ、anan、popeyeで編集者として、日刊ゲンダイ、Olive、Hanako、relaxでは創刊編集長を勤めるなど、時代を創ってきた数々の雑誌にかかわってきた人物。




本書で取り上げられた23人の“オーラな人々”も三島由紀夫、マーク・ボランからブッチャー、テレサ・テンまで本当に幅広く、各エピソードは著者がオンタイムで体験した他では聞けない貴重なものばかり。

日本全体が若々しく成長していた時期に、それを牽引するような雑誌を創ってきた著者の若き姿は、いま当時より遥かに眩しく感じられます。(本書は、ANA「翼の王国」2005〜2007年3月号までの「ICON68-79」を加筆修正されたもの)

★★★★

【目次】

・はじめに
破壊と突然変異、そこから新しいオーラを発する人々が誕生した

・三島由紀夫
三島は美しい肉体のまま、りりしい軍服姿で事件を起こして死にたいとずっと考えていた

・美輪明宏
存在そのものはひどくスキャンダルめいているのに、彼にはスキャンダルの噂がない

・植草甚一
椎根さんが来るようになってから、ウチの生活が楽になりました、と奥さんは言った

・ボブ・マーリ− 
自然食しか食べないボブは、専属の料理人を二人もつれて日本公演にやってきた

・ザ・ビートルズ 
「ジョンが憎い。ピートは死んだ。ジョンが殺した」とベスト夫人は魔女の形相で叫んだ

・アブドーラ・ザ・ブッチャー
深夜、銀座東急ホテルの24時間スナックに行くと、ブッチャーが静かに食事をしていた

・アンディ・ウォーホル
ぼくがアンディの歩いているのを見たのは一九八四年、ニューヨークでのことだった

・テレサ・テン
初対面の彼女は、歌手というより香港のキャリアガールのように見えて、美しかった

・ブルース・リー
由緒正しきカンフー映画だけを少年たちの肉体と記憶に残して、香港の夜の闇に消えた

・岡本太郎
毎朝、犬の散歩のたびに青山墓地で岡本太郎とすれ違った。彼は犬を見ていつも。。。

・横尾忠則
横尾さんは日本のあらゆる分野でのボーダレス化。グローバル化の起爆剤となった

・王貞治
王の目は大きいだけでなく特別の眼光を持っていた。常人にないパワーがあった。

・スティービー・ワンダー
その時、彼はトイレの片隅でヒカリ系のシャツを脱ごうとして、一人で格闘していた

・ボブ・ディラン
美空ひばりは、ディランのコンサート観賞後に「岡林信康の方がよかったワ」と言った

・マーク・ボラン
マークに会ったらぜひ渡したいと思って、ロンドンに高橋竹山のLPを持っていった

・ニール・ヤング
彼のLPジャケットには、いつもブーツがこれみよがしに登場した。ぼくはNYで・・・・

・高倉健
健サンは他人の家の火事を見るようなさりげなさで、自宅が燃える様を見ていた

・寺山修司
寺山が無理に青森弁を東京弁に押し込んで話し始めると、無頼という風が立ちのぼった

・堀内誠一
モデルを見ていた堀内さんは、いきなり魚眼レンズにツバをはきだし、指でこすった

・ティナ・ラッツ
その晩の彼女は美しく、狭い個室のなかで、そこだけ発光体があるようだった

・由利徹
「パンティのゴムが、あそこに食い込んでいるんじゃないかなんて内心で考える人間が・・・」

・ゲルト・ミュラー&ジョージ・ベスト
二十世紀最高のサッカー選手は、“爆撃機”ミュラーと“五人目のビートルズ”ベストだ

・草森紳一
草森は、漢字文化の精髄を持つ数少ない“日本の文人”の系譜につらなる人であった
________________________
【内容紹介】
疾風怒濤、白熱の時代を生きた昭和のイコンたちの肖像を描く。雑誌『平凡パンチ』の三島由紀夫担当記者だった著者が激動の時代の想い出を語ったやけどしそうに熱い一冊です。衝撃の未公開、三島由紀夫秘蔵写真44枚一挙掲載。

【BOOKデータベース】
どうしたら彼らのように身につけられるのか?また、どうしたら、彼らと友だちになれるのか?オーラとは何か?世界の、日本のスーパースターたち、24人にその秘密を探る。高校時代、自閉症だったという筆著が、なぜこんな交友関係を築けたか。 河出書房新社 (2009/2/10)
[PR]
トラックバックURL : http://nikkidoku.exblog.jp/tb/11930245
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by kouji_kotani at 2010-05-02 19:52
はじめまして。
翼の王国に連載中、
楽しみに読んでいたコラムでした。


今日、急に、コラムニスト誰だっけ?

と、翼の王国+平凡パンチ+コラム で検索したところ
この記事に巡り会えました。

助かりました。


あわせて、リンクしました。リンクご了承下さい。
Commented by yomodalite at 2010-05-02 21:59
kotaniさま。コメントありがとうございます!
最近、マイケル記事をやたらと連投しているせいか、
メンズからのコメントは、久しぶりでドキッといたしました。
また、お待ちしております!
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by yomodalite | 2009-09-14 09:32 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite