アメリカを支配するパワーエリート解体新書/中田安彦

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『ジャパン・ハンドラーズ』『世界を動かす人脈』など気鋭のアメリカ研究家、中田安彦氏の新刊。陰謀論とは一線を画す、真実のパワーエリートの世界。

筆者は、はっきりと言う。
大統領となったオバマは、“見えない鎖”でつながれている。彼の行動を決めているのは、側近たちであり、これらの財界人たちである。大統領選挙のシナリオを書いたのもこの人々だ。




オバマが大統領になった過程から、パワーエリートたちの世界が多面的に描き出されています。副島隆彦氏や、『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏絶賛の本著ですが、目次の下記の章中には、更に10〜16ほどの小見出しが並び、確かに、これに目を通すだけでも本書が秀逸な研究書であることがよくわかりますし、オバマ便乗本ではない、という志の高さもタイトルから伺えます。

本文は、通常の単行本より目一杯文章を入れ込んだ作りで、本の厚みよりずっしり詰まった内容。どうしても内容は専門的キーワードが多いですが、初出時は太字表記になっていて、文章も平易で読みやすい。

変わりつつあるように見えるアメリカ、オバマ政権はこれからどうなるのか?
民主党による新政権は今後どうアメリカとつきあっていくのか?を少しは考えたい人へ。
それと、闇の勢力(笑)ロスチャイルド(笑)ロックフェラー(笑)に飽きた人にも。

☆熊公と先生による、筆者ブログの「落語風」宣伝
「ジャパンハンドラーズ国際金融情報」

★★★★

【目 次】
第1章 オバマ大統領を育てた「パワーエリート」
―なぜ上院議員1期目のオバマが大統領になれたのか

第2章 「プロジェクト・オバマ」
―シカゴ・ハイドパーク財界人コネクション

第3章 「政権移行チーム」解読から新政権が見える
―企業社会の金が政権を動かす

第4章 オバマ政権の主要閣僚一覧と簡単な経歴

第5章 「パワーエリート」だけが知っている金融危機のカラクリ
―戦前の大恐慌と変わらぬ世界

第6章 プログレッシブ(進歩主義者)たちが決めるオバマ政権の経済・環境政策

第7章 オバマ新外交政策の優先順位を読み解く
―前政権から変わらぬ「リアリスト」対「ネオコン」の路線闘争

第8章 民主党オバマ政権が誕生した背景
―落日の覇権国アメリカで起きている政治思想の大変動

第9章 「スーパー・クラス」に立ちはだかる「世界大恐慌」

第10章 “無極化”へと向かう世界
―形だけのロンドン金融サミットを終えて
_____________________________
【内容紹介】
「パワーエリート」とは何か? それは、政治家の選出や、
決断に重大な影響を与える知識人、財界人たちのことである。
パワーエリートたちは、アメリカが世界の覇権国となった20世紀初頭以降、
ずっと変わることなく、アメリカを本当に支配してきた。
本書は、オバマ政権の成り立ちに例をとりながら、その現在における全貌を解説する、
“解体新書”である。真の権力構造とはいかなるものであるのかという大命題に、
あの副島隆彦氏が「日本最高のアメリカ研究家」と認める著者が、
意欲あふれる執筆態勢で挑んでいる。また、より広い視野でも、
「100年に1度の経済危機」の後、世界がどのような秩序に向かうのかについて、
大きな流れを予測している。ベストセラー『拒否できない日本』の著者・関岡英之氏も、
「年次改革要望書の黒幕・アメリカ財界の戦略を暴く、驚嘆すべき書」と絶賛する、
必読の1冊である。

【BOOKデータベース】
「世界の二つの火薬庫での危機」と「100年に一度の経済危機」の二つの困難に直面した、オバマ新政権について、その鍵となる重要人物や人脈(ネットワーク)について論じる。 PHP研究所 (2009/8/18)
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by yomodalite | 2009-09-06 22:30 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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