世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)/早坂 隆

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

早坂 隆/中央公論新社

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3年前に出版されて、アマゾンレヴュー122件ものコメントがあるヒット作。続編も出てます。著者には『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』『世界の紛争地ジョーク』などが、あり、本書でもルーマニアやイスラム地域の話が多い。

第1章 ハイテク国家像ークルマからアイボまで

ものづくり大国、最先端技術の国というイメージは、ずいぶんと浸透しているようで、時速300キロの列車が、コソボでは信じられないらしい。その中では、ジュースを飲んだり、ポップコーンを食べたりできるのか?後に飛ばないのか?という質問をする大学生に会った。

第2章 お金持ちの国ーバブルそして崩壊へ

日本人はお金持ち、物価が高いというイメージが強いらしい。

●レストランにて
ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事に行った。食後、3人はそれぞれこう考えていた。
ドイツ人は、割り勘にするといくらか考えていた。
日本人は3人分払うといくらか考えていた。
イタリア人は、おごってくれた人になんとお礼を言うか考えていた。

第3章 勤勉な人びとー会社人間・カロウシ

勤勉で会社人間、過労死(カロウシ)も有名。

●イソップ寓話のアリとキリギリス。

アメリカの場合ーヴァイオリンばかり弾いていたキリギリスだが、その腕前がプロデューサーの目に止まり、一躍スターに。

旧ソ連の場合ーアリは玄関先で倒れていたキリギリスを助け、食べ物を分け合う。しかし、結局は食料が足りなくなり、アリもキリギリスも死んでしまう。

日本の場合ーアリもキリギリスもカロウシする。

第4章 日本人的アイデンティティー集団行動・笑わないなど

●早く飛び込め!
ある豪華客船が航海中に沈みだした。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。

アメリカ人には、「飛びこめばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には、「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には、「飛び込むのがこの船の規則になっています」
イタリア人には、「飛び込むと女性にモテますよ」
フランス人には、「飛び込まないでください」
日本人には、「みんな飛び込んでますよ」

その他、日本人の言語感覚や恥の文化、時間に正確、英語が下手なこともよく知られている。

第5章 神秘の国ー風習・宗教・衣食住など

ルーマニアには、「日本女性の薔薇」という花や「日本女性たち」というパンもある。概して日本女性のイメージは高い。その他、遠い神秘的な文化の国というイメージが強い。

第6章 歴史・政治・外交ーアメリカ&中国との関係

●軍隊比較
世界最強の軍隊とは?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵

では世界最弱の軍隊とは?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵

第7章 世界で活躍する日本人アスリートたちースモウからイチローまで

ルーマニアでは、マンホールに暮らす子ども達までが「ナカタ」を知っていた。2002年の日韓ワールドカップでは、「ナカタ、イナモト、ニシザワ!」などと叫びながら子ども達が近寄ってきた。控えのFWのニシザワまで名前が挙るのがサッカーの凄さ。 
世界では、日本人だとわかると「トウキョウから?」と聞かれることが多いが、ベオグラードでは、頻繁に「ナゴヤ?」と聞かれた。ストイコビッチとグランパスが有名だからだ。また、ナカタ、ナカムラ以外にモータースポーツの人気が高いヨーロッパでは、ライダー加藤大治郎が有名。イタリアには彼の名前を冠したストリートもある。

第8章 新たなるニッポン像

近年の世界的な日本のマンガ・アニメブームにより、ジョークのオチも変わりつつある。

それぞれの国で最も読まれている書物とは?

アメリカー新約聖書
イスラエルー旧約聖書
イスラム諸国ーコーラン
日本ーマンガ
中国ー毛沢東語録

《結論》 世界で読まれているのはファンタジーばかりである。

また、ヨーロッパでは、地方の小さな書店でも三島由紀夫や吉川英治などの日本作家の作品が棚においてあることが多い。吉本ばなな、金原ひとみの『蛇にピアス』はイタリアで大きな話題になった。中国では村上春樹が特に人気があり、音楽では、浜崎あゆみやGLAYが熱烈に支持されている。。。

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【出版社 / 著者からの内容紹介】世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国? それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル? 地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。笑って知って、また笑う。一冊で二度おいしい本の誕生です。知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ! 中央公論新社 (2006/01)

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by yomodalite | 2009-07-05 22:05 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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