偽善エコロジー(幻冬社新書)/武田邦彦

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

武田 邦彦/幻冬舎

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『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に概ね納得していたので、本書には注目していなかったのですが、夫が図書館でようやく借りられたようなので読んでみました。新書ということもあって、Q&A形式のまとめ方が簡潔でわかりやすく、データに関しても新しくなっています。初めて武田氏の本を読むなら、本書が最適ではないでしょうか。

私の住んでいる東京中央区でも、一旦は分別をあまりしない方向に進んだのに、今年の春からまたもや、分別にウルサくなりました。プラゴミを飲める水で濯ぐことこそ、もったいないと思うのですが。。。

・レジ袋は石油の不必要な成分を活用した優れもの
・割り箸を使わずマイ箸を持つと、国内の森林を荒らし中国の森林を破壊する逆転現象に
・ペットボトルの水の問題はふたつ。「ガソリンで運んでくる水」か「全体の使用量」か
・ハウス野菜や養殖魚は、農業や漁業を支えるという点で重要。
・バイオエタノールは、飢えた人ではなく自動車に食料をくべるという不思議。
・温暖化を防ぐために日本人にできることは何もない。
・冷房28度設定で温暖化防止はできない。エアコン調整は経費削減になるだけ。
・温暖化で世界は水浸しにはならない。
・ダイオキシンは人間にはほぼ無害。
・狂牛病は危なくない。肉には危険がない。
・生ゴミを堆肥にするのは危ない。有害物質だらけだから。
・ブラステックのリサイクルは危ない。毒物含有と劣化が問題。
・洗剤より石鹸は間違い。リンは有害物質ではない。
・無毒・無菌は危ない。有害かどうかは量で決まる。
・古紙のリサイクルはよくない。紙を使っても森林は破壊されない。
・牛乳パックのリサイクルは意味がない。紙全体の消費量の0.3%しかないから。
・ペットボトルのリサイクルはよくない。燃やしても有害物質はでない。
・アルミ缶のリサイクルは地球に優しい。リサイクルに適している。
・空きビンのリサイクルはよくない。ガラスは大量消費、大量廃棄に向かない。
・食品トレイのリサイクルはよくない。容器プラステックはリサイクル不可能。
・ドイツ人より日本人の方が資源を節約している。
・ゴミの分別は意味がない。ゴミは「金属」と「それ以外」に分けるだけでいい
・家電リサイクルは、消費者から料金をとって、中古として横流しされている。

___________

【BOOKデータベース】いわゆる「地球に優しい生活」は、じつは消費者にとって無駄でしかない。「レジ袋をやめエコバッグにすると、かえって石油の消費が増える」「冷房を28℃に設定しても温暖化は止められない」「多額の税金と手間をかけて分別したゴミ、そのほとんどが焼却される」「リサイクル料を業者に払った廃家電は、違法に中古で流れている」…かようにエコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている。「何が本当のエコか」がわかる環境問題の新しい教科書。 幻冬舎 (2008/05)


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by yomodalite | 2009-06-08 11:22 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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