男の生活の愉しみ/宮脇檀(みやわきまゆみ)

男の生活の愉しみ―知的に生きるヒント (PHP文庫)

宮脇 檀/PHP研究所




ダーリンの図書館本。タイトルから想像するとおり「男の衣食住」に関する本なのですが、著者が建築家という点に個性あり。

「第1章 旨いものを喰う」では、ミシュランなどのガイドブックの話から、割烹の薦め、作ってみること。この本をプレゼントしたら「料理をする夫」になることが、期待できるかも。(家では何の変化もありませんが。。)

「第2章 生活の中で考える」では、
家の道具を考え、日本が靴を脱ぐ文化であることから、私がかねてから関心があった「スリッパの誕生」話へ

( http://nikkidoku.exblog.jp/9472836/ )スリッパはやはり終戦後に一般化されたらしい。

急なアメリカ化で、畳、カーペット、トイレのタイル張りなど、とにかく靴を脱がなくてはならない日本人が、洋式の部屋を取り込むのに必死で考えた複雑で混乱したスタイル。一般的なマンションがバスルームを除き、フローリングに統一されるようになったのは何年前からだろう。靴を脱ぐ文化にふさわしい、現代の日本の家屋の完成形までは、まだ辿り着いていないけど、問題すら意識できない人には、是非読んで欲しい内容。他にも寸法の話や、椅子、ソファなど、建築家である著者らしい章。

「第3章 旅で学ぶ」は、
鍋の地域差、ホテルの様式、地図など。
_______________

【出版社/著者からの内容紹介】男たちは仕事が好きだ。しかし、好きなことは仕事だけというのでは、いささか寂しい。仕事はバリバリこなすが、そのエネルギーに劣らぬ情熱を自分の趣味にもかけられる男、そんな人物こそ、人生の楽しさを知り尽くした「男の中の男」というものだ。

本書は、そんな「男の中の男」を地でいった著者の生活を、ユーモアを交えつつ綴ったエッセイである。

例えば料理。だし汁の取り方、味噌汁の作り方に始まり、気に入った天ぷら屋に通いつめ、カウンターに陣取り、プロの揚げ方のテクニックを盗み取り、自分でも試してみる、といった具合。他には料理の道具はプロ用を買い、特に包丁を研ぐことに「楽しさ」を見出す、などなど。

また、建築家である著者にとっては仕事そのものかもしれないが、座り心地のよい椅子やソファへの強い拘り、部屋の明かりは白熱灯にすべきか蛍光灯にすべきかについての考察等、本書ではこんな例をあげつつ男の生活の愉しみ方を教えてくれる。PHP研究所 (2001/02)

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by yomodalite | 2009-05-01 23:14 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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