パラレル/長嶋有

パラレル (文春文庫)

長嶋 有/文藝春秋



本著は『あるきかたがただしくない』で、離婚直後の枡野浩一氏が同じく離婚を描いた小説として絶賛していたことから、初めて長嶋有氏の小説を読んでみました。

物語は淡々と始まりますが、元ゲームデザイナーで長期別居の末離婚した七郎、「なべてこの世はラブとジョブ」を座右の銘とし、顔面至上主義の友人で現在社長の津田。別居後も七郎に頻繁に連絡してくる元妻、整形好きのキャバクラ嬢のサオリ、、、など、淡々とした日常を生きるリアルなキャラクターに訪れるリアルストーリーの辛さ、哀しさ、可笑しさに徐々にハマっていく書けそうで書けない佳作です。

「元妻」は女性作家が描く離婚にはあまり登場しないタイプだけど、「離婚」をどうしても「成功」に導きたい女にはなかなか書けないリアルさに溢れていて、1970年〜生まれの人にオススメ。

◎長嶋有スペシャルインタヴュー

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【出版社/著者からの内容紹介】妻の浮気が先か、それとも僕の失職が原因か?
ともかく僕は会社を辞め離婚した。複数の女性と付き合う友人・津田、別れてもなお連絡が来る元妻との関係を軽妙に描いた著者初の長篇。文藝春秋 (2004/6/26)



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by yomodalite | 2009-02-20 13:15 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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