山口組概論ー最強組織はなぜ成立したのか(ちくま新書)/猪野健治

山口組概論―最強組織はなぜ成立したのか (ちくま新書)

猪野 健治/筑摩書房



ある日、気がつくと隣に“やくざ”が住んでいた。ということはありませんか? 私はあるんです。

なんだかんだありまして、ひょんなことから、私は、その“やくざ”の事務所と思われる、隣の部屋でカルピスをごちそうになったり、そこで働く若者から暴対法への悩みを聞いたり。。。

部屋のど真ん中に屹立していた、どでかいレジスターから想像すると、そこは多分「テキヤ」系の組だったのではないかと思うのですけど、なんとなく今でも、ヤクザと聞くと当時ツッパリと呼ばれていた若者より遥かにさわやかさが溢れていた、あの悩める青年の顔を思い出してしまいます。

今から考えると、暴対法というのは山口組を一人勝ちさせるためだったんですね。
それと、あの振込め詐欺による収入って、一体どこに流れているんでしょうね。


本書はそういった「真実」には触れられていないものの、著者は松岡正剛氏により、日本のヤクザ研究の第一人者と称される猪野健治氏。

大衆週刊誌的ヤクザ・ドキュメントと違い「教養としてのヤクザ」を求める、
日本女子には必読の入門書です。

ヤクザと「侠」を知らずして、「日本」や「粋」を語るなかれ。

☆参考サイト
「松岡正剛の千夜千冊」(『やくざと日本人』/猪野健治)
「404 Blog Not Found」
_________________

【目 次】
序章 ヤクザとは何か
第1章 六代目体制の衝撃
第2章 山口組誕生と近代やくざ
第3章 三代目と全国制覇
第4章 カリスマなきあとの分裂抗争
第5章 バブルと暴対法の時代
第6章 山口組はどこへいくのか

【BOOKデータベース】やくざ人口八万人のうち、約半数が山口組系である。熾烈を極める警察の取締まりのなか組織は揺らぐことがない。そもそも、やくざはなぜ存在するのか?山口組とは何なのか?神戸の小さな組が最強軍団に成長した背景とは?山口組九〇年の歴史をたどることで日本社会の深層をえぐりだす。いま格差社会の波と暴対法下の重包囲網をまえに、山口組は少数精鋭化への道を歩み始めたともいわれている。巨大組織の歴史と現在、今後を展望する。




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by yomodalite | 2009-02-15 23:14 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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