にょっ記/穂村弘

にょっ記 (文春文庫)

穂村 弘/文藝春秋



枡野氏の苦闘の日々の余韻を引きずりながら穂村氏の「日記」を読む。でも日記じゃなくて「にょっ記」なの。 単行本の装幀の「に」は「12」のフォント、ますむらひろしが宇宙の真実を知ってしまったようなテイストのフジモトマサル氏のイラストを使用した装幀は名久井直子氏。面白くてハイセンス。短歌はなし。

自分だけで愛でていたいきもちと、誰かとこの感じを共有したいきもちが葛藤してむずむずするので、ほんのちょっとだけ。


「天使と山崎」

天使とお茶を飲む。
天使の云うことはことごとく私の心をうつ。
さすがは天使だな、と思う。

「『キャンディ・キャンディ』の四巻だけ分厚いのどうして?」

囁いた天使の目が私をみる。


このあと、穂村氏がどうしたかは、4月30日の「にょっ記」をご覧下さい。

『本当はちがうんだ日記』に続いて2冊目にして、すっかり穂村にはまってしまいそうなワタシ。ごめんね枡野。

『あるきかたがただしくない』/枡野浩一『柳美里不幸全記録/柳美里』などの日記とテイストは、かなり違うけど、こちらも絶品です。

★★★★☆
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【MARCデータベース】他人の日常って、ほんとうに奇妙なもの。ましてや鬼才ホムラヒロシともなれば…。くすくす笑いとハイブロウな後味のウソ日記。挿絵はフジモトマサルのひとこま漫画。『別冊文芸春秋』連載に加筆して単行本化。文藝春秋 (2006/03)




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by yomodalite | 2009-02-04 10:35 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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